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巨人の“育成の星”松本哲也が引退会見「二軍暮らしが続いていたことが決め手」


花束を手にファンへの感謝を述べた松本

 巨人・松本哲也外野手(33)が6日、都内の球団事務所で会見を開き、今季限りでの現役引退を決断したことを報告した。

 育成出身として初の支配下選手となり、168センチの小兵ながら、果敢なダイビングキャッチに象徴される全力プレーでファンに愛された“稲妻”。ただ近年は故障やチーム方針もあって、出場機会が減少。「今年1年間は一軍に上がれず、ずっと二軍暮らしが続いていたことが決め手」と話した。

 まだ体は動く。巨人の戦力構想から外れても、現役続行を望めば獲得に乗り出す球団はあったかもしれない。ただ本人の中ではやり切った思いもあったようだ。「今はだいぶすっきりした気持ち。現役については、やりたい気持ちもあったりしたんですけど、いろいろ考えていいタイミングがこの時期なのかなと」と語った。

 巨人は昨年、育成主体の三軍を創設。今季は4人が支配下登録を勝ち取った。ただ松本のように“育成の星”と呼ばれるような選手はなかなか現れない。後輩たちへ向けた言葉を求められると、「自分のダイビングキャッチのように、自分で持っているもの、何か特徴というのをどんどんアピールして、それをチームのために発揮してほしい」とエールを送った。

 現役最後の舞台は、7日に宮崎で行われる広島とのファーム日本選手権となる。「最後は日本一に。チームの力になれるよう、全力でプレーしたい」と誓った松本。今後については「ゆっくり考えたい」としたが…。若手育成の重要性が叫ばれる今こそ、叩き上げの男が巨人には必要だ。

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