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“球児の女神アナ”が明かす降板劇の真相


妊娠9か月という中山京子さん

【気になるアノ人を追跡調査!野球探偵の備忘録(46)】第99回全国高校野球大会の地方大会が全国各地で開催され、熱い戦いが繰り広げられている。そんななか、千葉の高校野球関係者の間で“伝説”となっているのが、元千葉テレビアナウンサーの中山京子さん(27=フリー)だ。あの年、球児たちに絶大な人気を誇った「千葉のキョンキョン」に何が起きたのか。大会期間中に突然、姿を消してから2度目の夏に「前代未聞」とも言われた降板劇の真相を明かした。

 中山さんが夏の大会期間中に姿を消したのが、2015年7月19日のこと。午後10時から放送された高校野球ダイジェストで「本日、中山さんは体調不良でお休みです」とのアナウンスがされると、そのまま大会終了まで復帰することはなかった。

「局内では『途中降板なんて前代未聞だ!』なんて言われました。体調が悪かったのは事実なんですが、実はあの大会期間中に妊娠していることが分かったんです。途中ではやめたくない。でも、赤ちゃんに何かあったらどうしよう…って、ずいぶん悩みました。それで会社に言ったところ、降板ということになりました」

 大会期間中、ダイジェストに出演するアナウンサーの仕事はとにかく激務。朝の6時に会社に集合し、そこから車で県内の各球場へ。炎天下、第1試合から第3試合まで取材をし、夕方に会社へ戻ると、そこからダイジェストの打ち合わせ。午後8時から翌日試合予定のナレーション撮り、午後9時からリハーサル、午後10時からダイジェストの本番に臨む。会社近くのホテルに戻るのは午前0時を回った。中山さんはいつも日焼けで顔を真っ赤にしながら奮闘していたが、そんなハードなスケジュールを身重の体でこなし続けるのは不可能。当然の判断だったろう。

「それでも当時は、私が結婚していることを会社が公表していなかったので、妊娠も公表できませんでした。その後、翌年の3月に出産したので“順番”を疑われたりもしたんですが、5月に結婚しているのでちゃんと順番は守ってるんですよ(笑い)。ただ、大会期間中は本当に大変でしたが、離れてみるとやっぱり寂しい…。夏が来るとまたあの場所に戻りたいなって思います」

 球児たちの取材の中で、とりわけ強い印象が残っているのは「柏の葉高校」だという。

「強い高校の取材には何度も行ったりして仲良くなれるので思い入れも強くなるのですが、14年の柏の葉には泣かされました。いろいろと取材させてもらったキャプテンのアキラくんが、試合後『ボクのせいで負けてしまって…』と、みんなの前で最後のあいさつをしたんです。体は小さいけれども投手で主軸も打っていた彼が、頑張っていたのはみんなが知っている。で、チアのみんなが『そんなことないよ!』って…。あの場面にはキャスターの伊藤(毅)さんと2人で大泣きしてしまいました。その後、アキラくんには取材させてもらったお礼のお手紙を書いて、お返事ももらったのですが、部員が少なくて強豪ではない公立でも、友達思いで優しい子たちが頑張っている姿を見ると…。あの年の柏の葉には、本当にはまってしまいました」

 そんな球児たちへの熱心な取材もあって、わずか2季ながら千葉の高校球児たちの間では“伝説”となった中山さん。

「今でもプロ野球の試合を見に行ったりすると、声をかけてもらえるのがうれしいですね。先日マリン(ZOZOマリン)に行ったときも、当時佐倉高校の野球部員だった子に声をかけてもらえて感激しました。今は第2子を妊娠しているのですが、アナウンサーの仕事は今後も続けていきたいと思っています!」

「千葉のキョンキョン」はそう言うと、トレードマークの笑顔をはじけさせた。

☆なかやま・きょうこ=本名は十九浦(つくうら)京子。1989年8月18日生まれ。滋賀県出身。法政大卒。愛媛・あいテレビを経て、2014年に千葉テレビ入社。夏の高校野球ダイジェストのキャスターを2季務める。15年5月に元セガサミー野球部の十九浦拓哉氏と結婚。15年いっぱいで千葉テレビを退職し、16年3月に第1子を出産した。第2子が9月に誕生予定で、現在は育児をしながらフリーでアナウンサーの仕事もこなしている。高校時代は硬式野球部のマネジャーを務めた。

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