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松井裕から屈辱の22三振 今治西4番打者・末広朋也氏「消えた」スライダーの衝撃


松山城を背に楽天・松井裕に「もっと三振を!」とのメッセージを書き込んだ色紙を持つ末広氏

【気になるアノ人を追跡調査!野球探偵の備忘録】2012年夏、甲子園に伝説が誕生した。桐光学園(神奈川)の2年生左腕・松井裕樹(現楽天)が1回戦の今治西(愛媛)戦で残した1試合22奪三振と10者連続三振の新記録。「神奈川のドクターK」と称された松井の鮮烈な聖地デビューだったが、その裏にも知られざるドラマが…。当時、今治西3年で4番打者だった末広朋也氏(22)が「消えた」スライダーの衝撃とその後の葛藤を語った。

 

「甲子園には2年の夏にも出場して、憧れの場所に鳥肌が立った。そのときは開幕試合で、負けはしたけど、気持ちよかった。今思えば、2年のときが一番いい思い出ですね(笑い)」

 

 桐光学園と対戦する前年の11年の夏に初戦敗退を喫していた今治西は、大野監督主導のもと、松井攻略法を研究。立てた戦略は「スライダーは捨て、直球のみを狙う」「バットは短く持ち、狙い球は上から叩く」というものだった。だが、間近で見た松井の投球は、付け焼き刃の対策で攻略できるようなものではなかった。「1番でキャプテンの池内は『やってできんことはない』ってタイプのやつだったのに、1打席目が終わったとき『これは無理やわ』と言って帰ってきた。それまでは『たかが2年坊や』って空気だったのが、あのひと言で変わりました」

 

 松井の武器はストレートと同じ腕の振りから繰り出される、鋭く落ちるスライダー。試合後、ぼうぜん自失の末広はその“魔球”を「消える」と表現している。「真っすぐとの見分けがつかないし、一度浮き上がってから消えるイメージ。『胸ぐらいに来た』と思って振ったらワンバウンドしてる。藤浪(大阪桐蔭↓阪神)とも練習試合で対戦したけど、藤浪は球が速いと思ったくらいで、右中間にツーベースも打った。当時は松井のほうがよっぽど上だったと思います」

 

 5回を終えてなお無安打。「伝家の宝刀」であるスライダーに、バットはことごとく空を切った。「松井は絶対(記録を)狙いにきてました。6、7回くらいから『今、何個?』ってベンチでカウントダウンが始まっちゃった。もともと自分は三振の少ないタイプだったんですが、最後はもう打席に立ちたくなくて、『俺の前で終わってくれ~』って感じです。そういうときに限って回ってくるんですよね」

 

 ラストバッターとなり、フルスイングの空振りで、この試合4度目の三振を喫し、甲子園を去ったが、苦い経験にはその後も苦しめられる。「どこにいってもその話題。正直、もういいだろと思ってました。アメトーーク!とか、松井の三振特集のときはいっつも自分が映ってるし、そのたびに『おい! お前出とんぞ!』と言われて。いい加減もう嫌でしたね」

 

 関東の強豪校から特待生の話も来ていたが、「野球を本気でやりたいとは思わなかった」と地元・松山大に進学。入部した野球部も2年で退部を申し出た。「僕の中では相当な恥をかいた試合。いい思い出とは言えないですけど、ダメならダメで他の道もある」

 

 現在は経営の道を志し、勉強を続ける毎日。近々、結婚を意識する相手もいる。「松井の登板日は今も気にしてますよ。プロではスライダーを投げてないから、『何しよってん!』と思いながら見てます(笑い)。もっと三振を取って、やっぱりプロでも打てないんだというところを見せてほしい」

 

 甲子園の歴史を塗り替えた22奪三振から4年。「屈辱」が「思い出」に変わるほどの「ドクターK」のプロでの活躍を期待してやまない。

 

 ☆すえひろ・ともや 1994年4月9日生まれ、愛媛県松山市出身。潮見小4年のとき、松山リトルで投手として野球を始める。鴨川中では松山シニアで投手兼内野手。今治西では1年秋から三塁手としてレギュラー出場。2年夏、3年夏と甲子園に出場したが、初戦敗退。松山大に進学。現在は人材派遣、資産運用の勉強や仕事をこなす傍ら、草野球チーム「スマートカーズ」でプレーを続ける。171センチ、76キロ。右投げ右打ち。

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