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史上初 2打席満塁本塁打男が語る「こいつには絶対かなわない…」


「満塁男」こと松本は現在、同志社大でプレーしている

【気になるアノ人を追跡調査!野球探偵の備忘録(21)】2015年春の選抜で史上初となる2打席連続満塁本塁打、大会記録の1試合8打点を叩き出し、福井県勢悲願の全国制覇に貢献した敦賀気比・松本哲幣。背番号17の控え選手でありながら、清原和博、松井秀喜ら名だたるスラッガーですら届かなかった偉業を成し遂げた男は今、全国屈指の強豪が集う同志社大で練習の日々を送っている。甲子園100年の節目に現れた“シンデレラボーイ”が、挫折と栄光、親友への思いを語った。

 

「平沼という絶対的なエースがいた。こいつには絶対にかなわないなと思って、コンバートは自分から監督に申し出たんです」

 

 投手として敦賀気比に進学した松本は1年秋、平沼翔太(現日本ハム)がチームのエースになると、東監督に野手転向を直訴した。それでも、東監督はなかなか首を縦には振らなかった。

 

「もう少しピッチャーで頑張ってみろと。その時点で平沼はもうライバルですらない。悔しくて、関係もギクシャクしていたかもしれない」

 

 要望が聞き入れられたのは半年後の2年春。夏にチームは甲子園出場を果たすが、松本はスタンドからエースの姿を見届けるしかなかった。

 

「でも、野手になったことで劣等感はなかった。ようやく同じチームメートになれたんです」

 

 そこからはひたすらにバットを振った。冬場の練習では毎日1000本。チームメートに差をつけるため、自主練でさらに100本以上を振り込んだ。そして3年春、松本は背番号17をつけ、甲子園の土を踏んだ。

 

「1打席目は足が震えていました。そんなのは初めての経験で、とにかくヒットをと思って無我夢中でした」

 

 準決勝の大阪桐蔭戦、初回第1打席を松本はそう振り返る。試合前、東監督からは「落ちる球には手を出すな」と言われていた。だが二死満塁のチャンスに、捉えた球はフォークだった。

 

「配球から次はフォークだなと思っていて、そしたら甘い球が来た。監督の指示は頭にあったけど、とっさに手が出ちゃいました」

 

 先制のグランドスラムで勢いをつけると、続く第2打席も二死満塁。今度はストレートを捉え、甲子園100年の歴史にその名を刻んだ。

 

「試合後は浮つきそうになるのを耐えるのに必死でした(笑い)。『まだ決勝があるぞ』と自分に言い聞かせて、なるべく(余韻に)浸らないようにしていた」

 

 驚異の2打席連続満塁本塁打よりも、心に残るのは決勝の3本目だという。

 

「あの時は二塁に平沼がいたんです。投手としても長く練習をしてきた仲間。とにかく平沼をかえそうと、ヒットを打つことだけ考えて打席に立った。ホームランは、おまけみたいなものです」

 

 一躍時の人となった松本だが、甲子園経験者が多数揃う同志社大ではただの1年生。

 

「木のバットは難しいですね。まだスタートラインにも立ってない」

 

 それでも紅白戦で1本塁打。周囲からは「満塁男」といじられている。秋季リーグまでにベンチ入りすることが当面の目標だが、プロ入りという夢もある。

 

「僕のかなわなかった平沼がプロでは野手。上には上がいる。運は使い切っちゃったんで、ここからは実力で(笑い)。早く追いつきたいですね」

 

 甲子園の歴史にさんぜんと輝く2打席連続満塁本塁打から1年。“満塁男”は、今も友の背中を追い続けている。

 

 ☆まつもと・てっぺい 1997年10月31日生まれ、京都府京都市出身。御所南小1年のとき学校の軟式野球チームで野球を始める。中学では京都嵐山ボーイズに所属。投手として敦賀気比に進学後、2年春に外野手に転向する。3年春のセンバツに背番号17で甲子園出場。準決勝の大阪桐蔭戦でともに史上初となる2打席連続満塁本塁打、1試合8打点。続く東海大四との決勝も勝ち越し決勝打となる2ラン本塁打で福井県勢初の全国制覇に貢献する。3年夏の甲子園は2回戦敗退。卒業後は同志社大に進学。高校通算8本塁打。177センチ、75キロ。右投げ右打ち。

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