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2007年夏の甲子園V!佐賀北の逆転満塁弾男“再び甲子園の舞台へ”


銀行マンを辞め、教諭を目指している副島さん

【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(14)】2007年夏の甲子園。当時まったく無名だった県立校の快進撃は「がばい旋風」と呼ばれ、多くの高校野球ファンを魅了した。現広島の野村祐輔投手(26)、現巨人の小林誠司捕手(26)を擁する広陵(広島)との決勝戦で、起死回生の逆転満塁本塁打を放ち、母校・佐賀北を奇跡の全国制覇へと導いた3番打者・副島浩史(26)の新たな夢への挑戦を追った。

 

「『まずは1勝』が合言葉。甲子園で校歌を歌うのがみんなの目標でした」。開幕戦、大会第1号となる副島のソロで甲子園初勝利を手にした佐賀北は、その後下馬評を覆す快進撃を続け、ついに決勝の舞台にたどり着いた。

 

 だが、大会屈指の右腕・野村の前に打線は沈黙。0―4とリードされ、ここまでかと思われた8回裏。「あの回から急に応援が大きくなって、球場全体が味方してくれてるような雰囲気でした」。一死から久保、代打新川が連打で出塁。四球、押し出し四球の後の一死満塁で迎えたチャンスで、副島は大会を締めくくる24号逆転満塁弾を放った。

 

 直前には疑惑の判定もあった。井手が3ボール1ストライクから見送った5球目は低めギリギリも判定は「ボール」。押し出しで1点を手にしていた。

 

「自分はネクストにいて、『絶対振るなよ。俺につなげ』と思ってました。自分のいた位置からは何とも思わなかった。後で映像を見たら微妙な判定ではあったけど、それはあの試合全体を通してどちらにもあったことなので」

 

 こんな後日談もある。「ある審判からは『あれは井手がボールにする技術を持っていたんだよ』と言われました。低めの球にうまく上体を伸ばしてボールに見せたのだと。でも、打席に立ってたのは僕ではないので。何年たっても聞かれるんですよね。それもなぜか僕にばかり」。今ではしつこく聞かれる疑惑の真相に、少々へきえきしている。

 

 広陵・野村とはその後日米野球選抜で再会。お互いの進路について話し合った。

 

「やっぱりピッチャー。詳しくは言いませんが、負けず嫌いだなと思いましたよ(笑い)」

 

 明大に進学する野村からは「お前も九州じゃなく、関東でやろうぜ」と誘われた。当時、地元・福岡大に進学するか迷っていた副島は大いに悩んだという。「うれしかったし、もちろん野村と対戦もしたかった。でも地元を離れるというのもあって。結果的に関東に挑戦するのから逃げたんです」。福岡大に進学し、その後佐賀銀行でプレーするも、「あのとき逃げた」という感覚は消えなかったという。

 

「プロに行きたい気持ちもあったけど、挑戦できなかった自分がいる。大学のときも右肩の手術があって、それを理由に逃げたんですよ。全部自分のせいです」

 

 くすぶっていた気持ちに火をつけたのも、同じライバルの存在だった。

 

「自分は試合を見て、彼らが頑張ってるのを知ってる。僕が甲子園で監督やってたら、彼らも『お、副島も頑張ってるな』ってなるじゃないですか。野球の舞台であいつらに認めてもらいたいんでしょうね。だから先生を目指そうと思ったんです」

 

 一念発起し勤めていた銀行を退職、今は特別支援学校で講師を務めるかたわら、7月の採用試験に向けて勉強漬けの日々を送る。

 

「エースだった久保はこの春から(母校の佐賀北で)教諭。マネジャーでチーム内で一番信頼のあった真崎ももう教諭で、みんな指導者を目指してる。僕だけまだ講師という立場なので、早く追いつきたいですね。相手の監督が久保や真崎で、同じグラウンドで戦えたら」

 

 そんな副島の本心を、恩師・百崎監督は早くから見抜いていたという。

 

「大学を卒業して就職が決まったとき、実家に年賀状が届いたんです。『浩史君は教員だと思ってたんですけどね』と書いてあって。『もっと早く言ってくれれば』と思いましたね(笑い)。百崎先生はまもなく退職ですが、『お前たちに佐賀の高校野球は任せた』と言ってもらえるように」

 

 高校野球ファンを魅了した佐賀北の奇跡から約10年。“がばい旋風”は今、次の時代に吹き込み始めた。

 

 ☆そえじま・ひろし 1989年5月31日生まれ。佐賀県佐賀市出身、北川副(きたかわそえ)小4年のとき野球を始める。城南中では軟式野球部に所属、全国3位の実績を残す。佐賀北高では2年春からレギュラー。3年夏に甲子園出場、全国制覇を成し遂げる。その後福岡大に進学、1年の冬に右肩の関節唇損傷をわずらうも、副主将を任された4年には全国大会ベスト16。九州大学選手権では本塁打王、打点王、ベストナインなどのタイトルを獲得する。卒業後は佐賀銀行に就職し社会人野球を続けるも、教師を志し14年7月に退職。現在は佐賀県立中原特別支援学校に講師として勤務する。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。

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