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高校軟式野球の延長50回男があの試合で得たもの


現在は中京大で準硬式野球部に所属している松井

【気になるあの人を追跡調査!野球探偵の備忘録(5)】2014年夏、全国高校軟式野球選手権で優勝を飾った岐阜・中京高校。準決勝の広島・崇徳戦では、球史に残る「延長50回の死闘」を演じ、その後の高野連がタイブレーク制度導入を議論するきっかけとなった。今回の調査対象は、この試合で3度にわたるサスペンデッドゲームを、たった一人で投げ抜いた中京のエース・松井大河投手(19)。あの“延長50回男”は今、中京大で慣れない準硬式球に悪戦苦闘の日々を送っていた。

 

「どのコースに投げてもことごとく打ち返されて。本当にもう悔しいのひと言でした」

 

 これまで8度の全国制覇を誇る同校準硬式野球部では松井といえどただの1年生。自慢のコントロールで芯を外しても反発の大きい準硬式球では凡打にならず、夏前のオープン戦では2回を投げて満塁本塁打を含む6失点。徹底的に打ち込まれ、いきなり鼻っ柱をへし折られた。

 

 準硬式と軟式の厚い壁にもがく松井だが、中野将監督は「どんどん打たれればいいんです。そこで腐ればそこまでだけど、腐るようなやつじゃない」と笑う。「こっぴどく打たれてましたけど、最初はこんなもんですよ。1、2年はまず体づくり。3年目で開花すればいい。その素質はあると思ってます」。100人を超える部員のうち24人しか入れない野球部寮にも進学と同時に入寮させ、期待を寄せる。

 

「うちは1限目に授業がないやつは朝練する決まりなんですが、一度抜き打ちで寮をのぞきに行ったら松井だけぼけっとしとって。その時は相当口うるさく叱りましたね。結局自主的に頑張らないとダメ。素直なやつなんで、その後は自己管理もできています」

 

 監督の言葉通り、練習のない冬の期間は嫌いな走り込みに専念している。「ちょっとずつですけど、慣れてきました。春までにはベンチメンバーに入るのが今の目標です」。意識的ではないにせよ、徐々にフォームも進化してきたという。

 

 部活動と学業の合間には、学生コーチとして長久手市の軟式少年野球チーム「T―スポーツ」に赴く。

 

「最初行ったときは子供たちに質問攻めにされて大変でした。『あの50回の人なの!?』って。教えた子が次の試合で打ったことを報告してきたりすると、やっぱりうれしいですね」

 

 指導者としての喜びを感じつつ、目指すのはあくまでプレーヤーとしての道だ。

 

「できるうちはプレーを続けます。プロは遠いですけど、愛知は軟式もレベルが高い。将来は愛知の軟式社会人チームを目指してます。硬式は…どうですかね(笑い)」

 

 ライバルの存在も発奮材料だ。球史に残る死闘で50回を投げ合った戦友、崇徳の石岡樹輝弥投手も福岡大で準硬式野球に励んでいる。

 

「引退後に一度石岡くんが中京のグラウンドに来たことがあって。あの試合の話はしなかった。それよりも『大学どこ行く?』とか、これからの話を。いつかまた再戦したい。延長はもういいですけど(笑い)」

 

 今でも頻繁に連絡を取り合い、野球や私生活について語り合うという。

 

「50回を投げて自分のなかで何が変わったとか、そういうことはないんです。でも、石岡くんもそうですし、いろんな人とつながることができた。他にもたくさんの人から言葉をもらいました。それがあの試合から得たものです」

 

 日本中が注目した死闘から1年半。ウイニングボールには、今も固い絆が詰まっている。

 

 ☆まつい・たいが 1996年5月16日生まれ。岐阜県多治見市出身。兄の影響で地元のスポーツ少年団に入団、5歳から野球を始める。脇之島小、南ヶ丘中では学校の部活動に所属。中学から投手に専念し、県大会ベスト8の成績を残す。中京高進学後は硬式に移行するか迷うも、軟式野球部・平中監督の熱意に押され軟式を選ぶ。エースとして出場した3年夏の全国高校軟式野球選手権では準決勝の崇徳戦で延長50回を投げ抜き無失点。通算7度目となる全国制覇に大きく貢献した。高校卒業後は中京大に進学、準硬式野球部に所属する。168センチ、73キロ。右投げ右打ち。

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