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小久保監督にテレ朝から「しくじり先生」出演求める声


試合後、うつむいて考え込む小久保監督

 初の国際大会「プレミア12」で3位に終わった侍ジャパンの“バブル崩壊”が深刻なレベルに達している。21日の3位決定戦(東京ドーム)でメキシコに11―1で7回コールド勝利。しかし19日の準決勝・韓国戦で歴史的恥辱とも言える逆転負けを喫した衝撃は沈静化する気配がない。その中で集中砲火を浴びているのが、大一番での采配ミスを認めて謝罪した小久保裕紀監督(44)だ。高視聴率が見込まれながら決勝戦中継がフイになったテレビ朝日からは“しくじり監督”として損失補填を求める声も出ている。

 

 いくらどう頑張っても「3位決定戦」では盛り上がるはずもない。侍ジャパンの世界一の目標は決勝進出目前でまさかの崩壊。そのあおりをもろに食らってしまったのが、他ならぬテレビ朝日だ。

 21日は午後7時開始の決勝戦に合わせてプレーボール直前から試合終了まで生中継を行う予定だったが、準決勝敗退によって侍ジャパンが午後1時開始の3位決定戦に回ることになり、中継時間も0時55分からの番組枠に変更を余儀なくされた。19日夜にTBS系で生放送された準決勝・韓国戦の平均視聴率が25・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマークするなど今大会の中継は“ドル箱番組”だっただけに同局にとっては計り知れないショックとなっている。在京キー局の関係者は次のように打ち明けて、ライバル局の惨状に深い同情の念を示した。

「優勝の望みが消え、頑張っても3位では話にならない。しかもナイターではなく、デーゲームの生中継ですからね。ナイター決勝戦の放映権を得て30%超えの高視聴率を期待していたテレ朝さんの関係者は一様に肩を落としていますよ。他局ながら本当に気の毒としか言いようがない。決勝戦中継で番組スポンサーとなっていたクライアントは、そのまま3位決定戦中継でも契約が持続されたそうですが、ゴールデンタイムではなくノンプライムの放送枠になってしまったことで契約料は30~50%ダウンとなってしまったと聞きます」

 さらにスポンサー収入の減額についても「現時点でハッキリとはつかめていませんが、ザッと見積もっても単純計算で1億円前後の“損失”となってしまったようです」(同関係者)という。

 そういう背景があるのだから、テレ朝の関係者が小久保監督に怒りの矛先を向けるのも当然の流れだ。準決勝では3点リードで勝利目前となった9回に自らも認めた継投ミスによって4点を奪われ、悪夢の逆転負けを喫したのだから同局内から「この落とし前をどうつけるのか」との声が噴出するのも無理はない。

 一部からはその小久保監督に対し、同局の人気バラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で「“しくじり監督”としてゲスト登壇するべきだ」との強硬な意見も飛び出しているほど。2日に放送された同番組の3時間スペシャルには、くしくも2008年の北京五輪の準決勝・韓国戦で致命的な落球をして“戦犯”となった元プロ野球選手のG・G・佐藤氏(西武、ロッテなど)も出演した。

「2人がミスをやらかしたのは同じ国際大会の準決勝・韓国戦で、いわば“戦犯つながり”。そういう意味で小久保監督もG・G・佐藤さんのように番組で『私のようになってはいけない』と潔く口にしたほうがいい。テレ朝さんの儲けが大幅に減った分を穴埋めするためにも“しくじり監督”として別の番組で視聴率を取って“損失補填”してあげるべきです」とテレ朝に代わって提言するのは、別の民放局プロデューサーだ。

 ファンに加え、テレ朝も失望させた小久保監督。プレミア12で決勝進出すらできなかった代償は余りにも大きい。

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