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【プレミア12】メジャー2球団がマエケンのチェックを敵将に依頼していた


3回を投げ8三振を奪ったマエケン

 侍エースが圧巻の投球だ。侍ジャパンの広島・前田健太投手(27)が5日、ヤフオクドームで行われた強化試合のプエルトリコ戦に先発し、3回を1安打無四球無失点に抑えた。実に9個のアウトのうち4者連続を含む8奪三振をマーク。8日から開幕する初の国際大会「プレミア12」を前に上々の仕上がりぶりを見せた。

 日の丸をつけた背番号18が立ち上がりから躍動した。緩急をつけた投球術でプエルトリコ打線を翻弄。三振の山を築き、2回まで1人の走者も許さなかった。3回、先頭のL・リベラに左中間二塁打を浴びたものの、許した安打はこの1本のみ。得点圏に走者を背負った場面でも動じることなく、後続も3者連続で空振り三振に仕留め、8奪三振で試運転を締めくくった。

 前田は「(8三振は)自分のスタイルではないので」としたが、無失点で予定の3イニングを投げ終えたことには「無失点に終わって良かったです。久しぶりの実戦でしたが、うまくいきました。最後のピンチもうまく抑えられたのでよかったです」と本番に向けて手応えはつかんだ様子だ。

 ベスト4に終わった2013年の第3回WBCで侍ジャパンのエースとして準決勝のプエルトリコ戦で先発し、5回4安打1失点。粘投したもののチームは敗れて3連覇を逃し「自分が敗戦投手になって終わって、すごく悔しい思いをした」と今もその責任を背負い込んでいる。 だがこの日、強化試合とはいえ“因縁の相手”にリベンジを果たしたことは、本大会での先発が内定しているメキシコ戦(11日、台湾・天母)に向けて大きな自信となったに違いない。

 今大会終了後にはポスティングシステムを使ってメジャーリーグへ移籍する可能性がある。自身もメジャー移籍を以前から強く望んでいることから、プレミア12はメジャー各球団へのアピールの場にもなるはずだ。実際、この日の対戦相手・プエルトリコのロドリゲス監督には「ブルージェイズとパドレスの関係者からマエダのスカウティングを行うように依頼され、この強化試合でベンチからチェックしていた」(メジャー関係者)との情報もある。世界へ飛翔する右腕の快投に今後も注目だ。

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