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レッドソックスのWレジェンドが語る守護神・上原が輝く3つのポイント


上原浩治「中継ぎピッチャーズバイブル」

上原の投球について語るライス氏(左)とマルティネス氏

 レッドソックスの上原浩治投手(40)が10日(日本時間11日)、敵地トロントでのブルージェイズ戦で日米通算100セーブを達成した。年齢を感じさせることなく守護神として輝いているのは(1)制球力が抜群で、(2)フォーシーム(ストレート)とスプリットを同じフォームで投げることができるからだが、それだけではない。レッドソックス投打のレジェンドで、ともに野球殿堂入りしているメジャー通算219勝で最強投手と呼ばれたペドロ・マルティネス氏(43)とメジャー通算2452安打の強打者ジム・ライス氏(62)に第3のポイントを対談形式で解説してもらった。

 メジャー通算219勝で今年野球殿堂入りしたマルティネス氏は2年前に上原が中継ぎからクローザーへ役割が変わった直後、「何がすごいかって言うと、あのピンポイントコントロールだ」「どの球種も同じフォームだから(打者にとっては)厄介なんだ」と絶賛していた。

 そのマルティネス氏は特別コーチとして参加した今年のレッドソックスキャンプで、上原の投球に対する新たな分析ともいえる、もうひとつの特長をこう説明してくれた。「コージはストレートでもスプリットでもスピードを変えることで打者を翻弄している」

 緩急の重要性はあらためて指摘されることではないと思うが…。上原の場合は世間一般で言われる緩急ではない。マルティネス氏とライス氏はこう解説してくれた。

 マルティネス:たとえば右打者の内角低めの同じところに、131キロのチェンジアップが2球続いたとしよう。打者は両方を見逃して2ストライクと追い込まれた。では、3球目も同じところに同じボールが来たらどうなるか。

 ライス:打つよな。

 マルティネス:そう、打つだろう。では、同じところに同じチェンジアップが、今度は124キロとか126キロで、スピードを変えてきたらどうなるか。

 ライス まあ、打てないな。

 マルティネス:投手がやるべきことは、どこにどんなボールを投げるべきか、そのスポットを見つけることだ。もし、思った通りのカーブが投げられたら。

 ライス:まあ、打てない。

 マルティネス 完璧なチェンジアップが決まれば。

 ライス:打てない。

 マルティネス:そう、打てないと思う。いや、(打者が)打てないと思って、自分が狙うスポットに投げる覚悟が必要だ。コージはそういった駆け引きができる、とてもスマートなタイプの投手だ。

 ライス:ペドロが言っていたように、投手にとって大切なのはどれだけスピードを変えられるか、ということだ。打者がそれに対応するのは簡単なことではない。

 マルティネス:打者は変化を嫌う。だから緩急をつけるのだ。スピードだったり、コースだったり、高さだったり。少しの変化でいい。(現役時代の)私は3種類のチェンジアップを投げていた。ただし、同じ腕の角度、振りで投げることが大切だった。

 ライス:では、メジャーリーグでもトップレベルの投手とそうでない投手とでは何が違うのか。私の持論は、そこに投げられる投手か、投げられない投手かということだ。これは技術だけではない。ハート(度胸)の問題も大きい。(自身の股間に手をやり)要は、ここに付いているかどうかだ(笑い)。コージは投げられる投手だ。その違いは大きい。条件を挙げるとしたら、(1)経験を持っているか。(2)度胸があるか。(3)技術を持っているか。(4)悪いものを吹き飛ばす術を知っているか。コージはこれらの条件を満たしている。

 上原はスピードの変化をどう考えているのか。

「同じフォームで投げて、100キロと70キロの球じゃ打てないでしょ。投手にはそういう緩急が必要。結局、野球というのはだまし合いですから。キチンとしたフォームで投げて、ボールに緩急が付けられる人がやっぱり一流だと思うし、活躍している投手というのはその緩急が上手ですから。だからストレートと同じフォームで変化球も投げられる投手がすごいと思う。今だったら、(ドジャースの)カーショーとか、あの大きなフォームでカーブとスライダーと真っすぐを投げる。それは打者は戸惑うでしょ。(レッドソックスの)バックホルツだって、あのフォームでカットとかチェンジアップを投げる。打者は戸惑いますよ」

 同じコースに同じ球種を投げ、球速に微妙に差をつけて打者を惑わす。それが上原の真骨頂だ。

☆ジム・ライス=1953年3月8日、サウスカロライナ州アンダーソン出身。1971年のドラフトでレッドソックスから1巡目(全体15位)で指名され入団。74年8月19日のホワイトソックス戦でメジャーデビュー。本塁打王3度、打点王2度。MVP1度(78年)。77年から3年連続200安打、100得点、110打点を記録。球宴出場8回。レッドソックス一筋で89年に引退。メジャー通算2452安打。資格最終年の2009年に野球殿堂入り。背番号14はレッドソックスの永久欠番。188センチ、93キロ。右投げ右打ち。

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