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DeNAが見下した巨人の決定的プレー


小林の8回の打席、久保の内角球が体に当たるもボールの判定(5日の試合)

 巨人は7日のDeNA戦(横浜)に1―10で大敗し、同カード8年ぶりの3タテを喫した。3回5失点の先発・宮国椋丞(22)を筆頭に投手陣は16安打のメッタ打ちで大炎上。打線も長年カモにしていた三浦大輔(40)に完投を許し、4連敗となった。昨季までのお得意様にボコボコにされた巨人。実は初戦(5日)の“あのプレー”をきっかけに、完全に見下されていた。

 

 今はベンチが何をしても、すべて裏目に出る。原監督はこの試合で阿部慎之助(35)を昨年7月25日の広島戦以来、一塁で起用。ルーキー小林誠司(25)を宮国の女房役に指名した。だが宮国と小林の若いバッテリーは期待に応えられず、3回9安打で5失点。一方、阿部も9回にソロ本塁打で三浦の完封こそ阻止したが、一塁守備ではまずいプレーを連発し、若い右腕の足を引っ張ってしまった。

 

 オマケに左翼に入ったベテラン高橋由伸(39)も2度の悪送球で与えずに済んだ追加点を献上するなど、セの覇者らしからぬ戦いぶりが終始目に付いた。打線の沈黙は相変わらずだが、投手陣もボロボロで今回の3連戦は計48被安打。原監督は「守備、攻撃、投手、全体的にこういう戦いをすると、こういう試合になる。まあ、教訓だな」と口が重かった。

 

 一方のDeNAは8年ぶりの巨人3連戦3連勝に「できちゃいましたぁ!」と声を弾ませた中畑監督を筆頭に、チーム一体となってのびのびプレーしていた。ナインに昨季まで蔓延していた“巨人アレルギー”が払しょくできた印象だが、これは新潟での初戦で起きた一件がきっかけだった。

「巨人があんな野球をするようになったのかと思うと悲しいですね」と語っていたのはDeNAの某主力選手だ。問題の場面は、9回にソトが小林に死球を与えたシーン。DeNAサイドからは内角直球を小林が避けず、防具を付けた左ヒジを故意に当てにいったように見えた。

 

 小林はその前の打席でも、久保の内角球に身を乗り出して左ヒジに当たったが、これは審判が死球とは認めなかった。DeNAでは「2度もやるなんて故意でしょう? ここはアマチュアじゃない。それも捕手でメシを食っていこうという選手がやっていいプレーじゃないですよ。あれを(死球だと)認められたら野球にならない」と憤る声が相次いでいた。

 

 死球は当然ながら故障するリスクも大きく、プロならなおさら、その危険は避けねばならない。しかも司令塔である捕手がわざと当たりにいったとなれば、相手を挑発する行為と受け取られて報復されかねない。実は巨人内でも小林の死球については議論され、選手間では「あれは注意すべきでは…」という声もあった。それがDeNAサイドにも伝わり「以前の巨人なら考えられなかったこと。今は新人教育する余裕もないのか」と、下に見られてしまったというわけだ。

 

 巨人はDeNAと今季、まだ11試合も残している。ここで貯金を作らないことには、目標の3連覇も見えてこない。昨季までのカモを乗せてしまった今回の一件が、ペナントレースの行方にどう響いてくるか――。

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