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巨人80周年記念セレモニー“陰の主役”清原氏は来なかった


セレモニーに入場する巨人OB。左から鹿取氏、駒田氏、河野氏、槙原氏、水野氏、前田氏、松井氏、左上は二岡氏

 2014年のプロ野球が28日、ついに開幕。東京ドームでは前年セ・リーグ覇者の巨人が阪神に逆転勝ち。V3へ向け好スタートを切ったが、その舞台裏では、あの大物OBの動向が話題を集めていた。そのOBとは薬物疑惑報道で訴訟準備を進めている清原和博氏(46)だった――。

 巨人のメモリアルイヤーが華やかに幕を開けた。試合前に行われた球団創設80周年の記念セレモニーは、正直、肝心の試合がかすんでしまうほど、壮大で豪華な式だった。

 試合開始1時間前の東京ドームは、すでに満員のファンでいっぱい。次第に荘厳な音楽が流れ、球場全体が暗転してセレモニーは始まった。最初に現れたのは、これまで球団の歴史をつないできたOB選手と関係者。中堅方向と、本塁付近に分かれ、総勢202人が一斉にグラウンド中央に進んでいくさまは圧巻だった。長嶋茂雄終身名誉監督、金田正一氏、堀内恒夫元監督…。“レジェンド”たちが笑顔でスポットライトを浴びる。さらにサプライズも用意されていた。スケジュールの都合上、参加できないとされていた松井秀喜氏の姿も、しっかりあったのだ。

 この日、テレビ解説も務めた松井氏は「ジャイアンツの素晴らしさ、伝統の重さを十分に感じることができるセレモニーでした。大先輩の方々が来られ、より一層雰囲気が素晴らしいものになった」と球団を通じてコメントした。

 式の途中には球団史を振り返る記念映画も流され、SMAPによる国歌斉唱、最後はケネディ駐日米大使が始球式を務めた。豪華な面々に送り出された原監督は試合後「歴史を感じたし、素晴らしいセレモニーだったね。そんな中で我々が80周年を任されたわけだから」と勝利で飾れたことにホッとした様子だった。

 まさに球団主催の巨大な“同窓会”。役者は全て勢揃いした感もあったが、その舞台裏でOBたちが交わしていた一番の話題は“Gレジェンド”の一人である清原氏が、この日姿を見せなかったことについてだった。

 清原氏は週刊文春による“薬物使用疑惑”報道を受け、これを全面否定。26日には同氏のマネジメント会社が記事で名誉を傷つけられたとして、文芸春秋に2億5000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を起こす準備を進めていると発表したばかりだ。おかげで一躍時の人になってしまったが、巨人の歴史を語る上ではやはり欠かせないスターの一人。同時代を過ごした元木大介氏、二岡智宏氏、工藤公康氏らは姿を見せていただけに、OBの間では「キヨはどうしたのか?」という声が飛び交っていた。

 あるOBは「言われているように体の具合が相当悪い(清原氏は糖尿病と診断されていることを発表)のか、それとも先日の報道でセレモニーに水を差してはいけないと遠慮したのかな」と心配そうな表情を浮かべた。別のOBからは「KKが両方いないというのは、正直寂しいよね。(清原氏が)どんなスーツで来るのか楽しみにしていたんだけどな」という声も。この日は桑田真澄氏も米国取材中でセレモニー参加を見送ったため、巨人で一時代を築いた“千両役者コンビ”が欠ける格好となった。

 そもそも、球団が清原氏に出席オファーを出していたのかどうかを気にするOBも多かった。清原氏の欠席理由について、球団サイドはオファーを出したかどうかを含めて、明言を避けたが…。華やかに幕を開け、後輩たちが勝利で飾った古巣の記念日を、清原氏はどんな心境で見たのだろうか――。

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