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世界一クローザー・上原の精神力と制球力


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 レッドソックスの上原浩治投手(38)は絶対守護神としてマウンドに君臨し、チームを6年ぶり8度目のワールドシリーズ(WS)制覇に導いた。その圧倒的な投球は成績にも表れているが、別の観点からもすごさが分かる。上原はレギュラーシーズンだけではなくポストシーズンでも2試合続けて失敗しないクローザーだったのだ。

 

上原浩治「中継ぎピッチャーズバイブル」

 

 

笑顔で帰国会見する上原

「(シーズンの)終わりは設定しない」と誓って臨んだメジャー5年目。上原は名門レッドソックスのクローザーとして君臨し、WS制覇の瞬間をマウンドで迎えた。もちろん、6月21日に守護神を任されるまでの約3か月、中継ぎ投手としてチームの勝利に貢献したことも忘れてはならない。

 上原はレギュラーシーズン162試合と、ポストシーズン16試合を全てブルペンで待機した。登板数は自己最多の73試合。ポストシーズンの13試合と合わせると86試合だ。オープン戦はカウントすべきではないかもしれないが、キャンプ中は大学生相手の練習試合を含め11試合に登板。2月から10月末まで、ブルペンで出番を待つこと189試合。登板数は97試合に達した。上原は「年齢で野球をやるわけではない」と強調するが、38歳にしてこの登板数は驚くばかりである。

 しかもア・リーグ東地区優勝を決めた9月21日のブルージェイズ戦、レイズとの地区シリーズ第4戦、タイガースとのア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦、そしてカージナルスとのWS第6戦と、いずれも最終回のマウンドに立ち、最後の打者をスプリットで空振り三振に仕留め4度の胴上げ投手となった。まさに完璧なクローザーだ。

 しかし、驚くべきことはまだある。クローザー・上原は2試合続けて失敗しなかったのだ。上原は今季8試合で失点しているが、2試合連続失点は4月21日のロイヤルズ戦と同24日のアスレチックス戦だけ。その時はセットアッパーだった。ポストシーズンでは2度、敵地でサヨナラ負けを喫した。10月7日の地区シリーズ第3戦と同26日のWS第3戦だ。次の試合はしっかり抑えた。

 

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