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上原「打たれても取材拒否しない」理由


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 レッドソックスの上原浩治投手(38)が絶好調だ。現地時間13日(以下同)の時点で15試合連続無失点。その間、打たれた安打はわずか5本で、22三振を奪い、与四球は1だ。その上原は中継ぎから抑えと役割が変わっておよそ50日になるが、投球同様、自身も全くブレていない。痛打された時でも、必ず報道陣の取材に対応する。さらにほぼ毎日、自身のブログやツイッターを更新しているのだ。その狙いは…。

 

上原浩治「中継ぎピッチャーズバイブル」(6)

 中継ぎ投手や抑えが相手に得点を許さずに降板しても試合後、取材されることは少ない。記録上で節目となる登板の後、あるいはしびれる場面で勝利に導く投球をみせて囲まれることもあるが、それはまれだ。

 しかし、敗因に結びつくような投球をすると、報道陣に囲まれ、厳しい質問にさらされる。たとえば「勝負を急いでしまったのか」「これまで抑えていた打者だったと思うが」とか、場合によっては「なぜ打たれたのか?」とストレートなものもある。

 このメディアの洗礼をヤンキースのマリアノ・リベラ投手、フィリーズのジョナサン・パペルボン投手、パドレスで活躍したトレバー・ホフマン投手やアストロズなどで活躍したビリー・ワグナー投手などメジャーを代表する守護神たちも受けてきた。

 今季限りでの引退を表明しているリベラはメジャー19年間で通算643セーブをマークし、セーブ成功率は89%を誇る。だが、12日現在、ここ3試合連続でセーブ機会に失敗するなどBSV(セーブ失敗)も78度記録。2001年にはワールドシリーズ第7戦で、痛恨のサヨナラ適時打を打たれ、世界一を逃した。この時も取材にはしっかり対応している。

 6月5日、本拠地フェンウェイ・パークで行われたレンジャーズ戦。試合後のロッカールームで、堂々と米メディアの取材を受ける上原の姿があった。その場面だけ切り取ればヒーローに見える。

 しかし、この日、1―1の7回一死一、二塁で3番手としてマウンドへ上がった上原は先頭打者に投じた初球のストレートを左中間に運ばれ、あっさりと勝ち越し点を献上。チームは2―3で敗れた。

 声のトーンこそはいつもより低かったが、話し方や、記者との接し方に変化はなく、試合を淡々と振り返るなど、むしろ冷静だった。

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