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ソフトバンク甲斐 背番号19への決意


 ソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)が11日、沖縄県内で自主トレを公開した。今オフ、打撃強化を最重要テーマに練習に励み、今季の目標を「打率2割8分以上」と宣言。昨季打率2割1分台の男が大志を抱く裏には、ある決意が秘められていた。

 それは愛着ある背番号62からの“卒業”。年末の契約更改交渉の席で自ら「背番号19」への変更を球団に申し入れていたのだ。現在、19番は昨季途中に加入した助っ人左腕ミランダが背負っており、調整の兼ね合いなどもあり今オフは見送られたが、球団幹部は「先のことは言えないが、甲斐の意思を確認できた。その思いを受け止めたのは確か」と語った。

「今の番号への思い入れも強い。だけど、それ以上に僕にとって特別な番号が19。まずは62でしっかり成績を残して、今年は『つけたい』を『つけるにふさわしい選手』にしていきたい」という甲斐。19番は尊敬する野村克也氏が現役時代につけていた番号で、野村氏は捕手でありながら3冠王を獲得するなど、甲斐が最も憧れる「打てる捕手」の最高峰とも言える人物だ。昨春キャンプで対面が実現した際、野村氏から「19番をつけてくれ」と言葉を掛けられ、ますます意識するようになった。

「守備力の高い捕手だけで終わりたくない。打つ方でも警戒される選手になりたいんです、野村さんのように」。胸を張って19を引き継ぐために、このオフはこれまで閉じ気味だった左足を開き、両目で球筋を見る打撃フォームに改良。バットをタイ・カッブ型からノーマル型にチェンジして、近年では最も手応えを感じているという。「打率は最低でも2割5分と言われるけど、それでは納得できない。2割8分は打ちたい。それくらい打たないとチームに貢献できない」と甲斐は言い切った。

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