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阪神・矢野監督がV奪還へ決意 これが闘将魂や


小学校以来というコブラツイストを披露する矢野監督

 最下位からの巻き返しを期す阪神・矢野燿大監督(50)が9日、新年のあいさつのため大阪・堺市の東京スポーツ新聞社関西支社(大阪スポーツ)を訪問した。「ぶち破れ! オレがヤル!」のスローガン通り「熱い男」の継続を本紙に約束。帰り際に覆面男の“襲撃”を受けるよもやの事態に新監督は――。

 揚塩球団社長、谷本球団本部長らフロント幹部と大阪スポーツを訪れた矢野監督は、応対した吉武支社長らに熱い思いを語った。最下位脱出、若手育成と多くの重責がのしかかるなか「育てながら勝つ、というのは金本前監督と同じ。今は自主性が大事と思っているけど、俺は俺。前監督しかできないこともあるし、俺しかできないこともある」と決意を口にした。

 新指揮官には故星野仙一元監督から受け継いだ“闘将魂”がある。捕手として「投手を守る」ことを念頭に、目の前で乱闘が起きれば一目散に修羅場へ駆け込む。作戦兼バッテリーコーチ時代の2017年4月4日のヤクルト戦では藤浪の畠山への死球をめぐって大乱闘。真っ先に火中へ飛び込んだ矢野監督はバレンティンにはじき飛ばされながらも立ち向かい、退場処分を食らっている。

「乱闘したくてやっているわけではないけど、あそこで一歩出なかったよりは、結果的に何かチームに対して、ファンに対してメッセージになったのかなとは思う。(藤浪)晋太郎があんなことになっているとき、引いているよりはね。まさに捕手はどんなことがあっても投手を守れ…という星野さんの教えの中から行けたこと。いい悪いは周りが判断すること」。監督になってもその思いは寸分も変わらない。

 熱い魂は「ファンを喜ばせたい」にもつながっている。ファンサービスについては「人間味が出るのはいいこと。こういうことを言うとファンが喜んでくれる、というプラスワンを考えたい」と“言霊”を重視。選手に対しても「何かを伝えるということが大事。お立ち台でありきたりのメッセージは面白くない。新人なら『明日も使ってください』と言った方がファンも喜ぶし、プロっぽい。声を大きくするだけでもいい」とキャラクターを生かしてほしいと考えている。

 終始、和やかムードで歓談した矢野監督だったが、帰りがけによもやの事態が勃発した。なんと謎の白覆面男が現れ、指揮官を急襲。正体は「ツチノコ」「カッパ」など過去の本紙1面をプリントしたマスクと白い猿股に身を包んだ大阪スポーツの“ゆるキャラレスラー”大スポキッドだ。周囲が騒然となる中、矢野監督は往年の“捕球スタイル”で気合もろとも大スポキッドを吹き飛ばし「小学校以来や」というコブラツイストで撃退してみせた。

 さすがの闘争心で爆笑の大立ち回りを演じ、大喝采を浴びた矢野監督。今季の巻き返しに期待せずにはいられない。

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