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大下剛史氏「長野は性格、能力の両面で広島の野球に合っている」


広島に移籍が決まった長野

【大下剛史・熱血球論】新年早々、広島にうれしいニュースが飛び込んできた。FA宣言して巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)の人的補償で長野久義外野手(34)を獲得。なかなか誰になるのか決まらなかったので気をもんでいたが、広島は最高の選択をした。OBの一人としても大変に喜ばしい。

 かねて懸念していたのは、新井が抜けた穴をどう埋めるかだった。打率や打点、本塁打といった数字はどうにかなるとしても、精神的支柱にしてムードメーカーでもあった新井の存在は唯一無二のもので、丸の移籍による戦力ダウンよりもむしろ心配していた。

 その点で長野はうってつけだ。明るい性格で愛嬌があり、誰からも好かれる。巨人のキャンプ取材などでも、真っ先に飛んであいさつに来るのが長野だった。実績があるからといって偉ぶらないところも新井によく似ている。若い選手が多い広島でも、違和感なく溶け込めるだろう。

 もちろん戦力的にもプラスだ。右打ちの外野手となると“顔”で勝負できるのは4番に座る鈴木ぐらい。バティスタには一発の魅力はあっても粗さがあり、下水流も伸び悩んでいる。ここ数年の長野は不振や故障でフル出場できていないとはいえ、やはり格が違う。古巣となる巨人をはじめ、赤ヘル打線に加わった長野は相手チームにとって嫌な存在となるはずだ。

 発表されたコメントからも覚悟が感じられる。個人的には以前から長野は性格、能力の両面で広島の野球に合っていると思っていた。のびのびと野球をして、もうひと花もふた花も咲かせてほしい。(本紙専属評論家)

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