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高橋憲コーチから吉田輝星に「交遊名人」のススメ


施設見学に訪れた吉田

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17=金足農)に、現場首脳陣が早速アドバイスだ。今夏の甲子園を大きく沸かせたスターを、選手育成に定評のある日本ハムがどう育て上げるかが注目されるが、その育成の一翼を担う高橋憲幸一軍投手コーチ(47)が、期待のホープへ貴重な助言を送った。

 吉田は7日、球団施設見学のため、千葉・鎌ケ谷の二軍施設を訪問。初めて見るプロの施設に「本当に二軍の施設とは思えないくらいすごい施設。室内も自分が見たことのないくらいの大きさで、本当にすごいと思う」と目を丸くした。

 吉田に寄せられる期待の大きさは「金足農旋風」が今年の「新語・流行語大賞」の候補に挙がるなど、世間からの注目も大きい。思わず吉田も「本当にそれくらい注目されているということで。本当に選ばれるかは分からないですけど、候補に挙がっていることはうれしい」とはにかんだ。

 今後気になるのは、吉田の育成方針についてだ。まだまだ粗削りながらも素質とスター性は十分なだけに、さらなる成長に大きな期待がかかる。そんな吉田が入団後、真っ先に重要視される要素とは何なのか。

 昨季まで二軍の投手コーチを務め、若手投手の育成を行った高橋憲コーチは「一番大事なのは、周囲で支えてくれている人や先輩たちにかわいがられることだろうね」。一見野球とは関係ないようにも思えるが「今後長くプロとしてやっていく中で、人付き合いのうまさは一番大事だから」とも。

 そのお手本として「投手でいえば堀だね」と高卒2年目左腕の名を挙げた。堀は入団当初「自分は(コミュニケーションを取るのが)あまり得意ではないので…」と自身の内気な性格を明かしたが、今では自分から先輩投手の元へ教えを請いに行くなど、精神面で大きく成長した。

 高橋憲コーチは「上沢らの先輩投手からかわいがって面倒を見てもらっているし、技術的なアドバイスももらっている。同じ舞台で戦っている先輩のアドバイスは、高みに上がるための一番のスパイスになるからね」と、実際に技術面へも好影響を与えていることを明かした。

 一方、1学年上の先輩となる黄金ルーキーの名前もお手本として挙がる。「清宮がいい例だと思うよ。先輩にいじられたりしても、つっけんどんにせずに反応しているし、気遣いや気配りができている」と絶賛。また「あれだけ話題になった選手だから、入団当初は先輩たちも接し方が分からずにいたんだろうけど、今ではすっかり溶け込めているしね」とも明かした。当の清宮本人も「何か困ってたら教えられたらと思うし、聞かれたら(アドバイスを)言えればいいと思います」と語っている。

 最後に「入団後は(学年が)1つ上の清宮だって面倒は見てくれるだろうし、それ以外の先輩たちにも『ちょっと来いよ』と誘ってもらえるようになれるといいよね。それが自分からのアドバイスかな(笑い)」と優しげな口調で語った高橋憲コーチ。

 吉田が目指すは“かわいがられるルーキー”だ。

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