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【社会人からNPBを狙う男たち(1)】待ってろ清宮“日大三のデカプリオ”トヨタ・金成麗生


笑顔でインタビューに答えた金成

【気になるアノ人を追跡調査!!野球探偵の備忘録(70)】昨秋は日本ハム・清宮幸太郎をはじめ、4人がドラフト1位で指名を受けた高卒野手の当たり年。そんな“清宮世代”のスラッガーとして高い注目を集めながら、プロでも大学でもなく、社会人野球の道に進んだ選手がいる。清宮率いる早実と2度の死闘を演じた“日大三のデカプリオ”こと金成麗生と、165センチの小兵ながら2打席連続本塁打で甲子園を沸かせた“盛岡大付のアルテューベ”植田拓が、新天地でスタートを切った現在の心境を語った。

【トヨタ・金成麗生】

「野球を始めたころはバッティングが大好きで、ピッチャーは中学の指導者に褒められてから。両方をてんびんにかけて、上で通用するほうでやりたい。今は“打者金成”に未練はありません」

 中学時代から人並み外れた体格で投打に注目を集めた金成だが、進学した日大三では周囲のレベルの高さに圧倒された。なかでも衝撃を感じたのが、現DeNA・桜井周斗との出会いだった。

「中3のとき、関東シニア選抜で東京ドームで投げてるのを見たんです。日大三に行くというのはうすうす聞いていて、同じ左でこんな投手が入るんだと…。追いつきたい気持ちはあったけど、ずばぬけてましたね」

 出場機会を優先し、2年夏に打者転向。その年の秋の都大会決勝で清宮擁する早実相手に5打数4安打1本塁打5打点と気を吐いた。投げては桜井が清宮を5打席連続三振。6―8で敗れはしたものの、桜井&金成の名は一躍全国に知れ渡った。

「ありがたいですよ、あれだけ注目していただいて。でも、あれから清宮くんと比べられるようになって、打てないとヤバイな、どうしようってプレッシャーがすごかった。おかしいですよね、ホームランの数だって80本くらい違うのに(笑い)」

 初戦敗退したセンバツを経て、迎えた春季東京大会決勝。早実との再戦は、カクテル光線降り注ぐナイターの神宮球場で行われた。そして、この試合が金成の野球人生を大きく左右することになる。延長12回、17―18で4時間を超える死闘は惜敗に終わったが、投手陣が尽きた8回に6番手として緊急登板。左腕から立て続けに140キロ台後半を記録し、スタンドのスカウトをうならせた。

「あれがなかったら今の僕はいないですよね。スカウトの方もピッチャーとしての評価が高かったですし、たぶんトヨタにも入ってなかった。結果的には四球連発で、試合はぶち壊しでしたけど(笑い)」

“三度目の正直”で臨んだ最後の夏は、準々決勝で東海大菅生に0―5で3安打零封負け。宿敵早実と相まみえる前に、金成の夏は終わった。

「あそこまでコテンパンにやられたのは初めて。負けたその日のうちに寮の部屋を片付けて、何もない部屋で『これじゃプロに行っても無理だよな』と。母子家庭で、これ以上家に迷惑はかけられない。(日大三の)小倉監督に『プロに挑戦したら行けますか』と聞いたら『社会人なら話があるぞ』と」

 今は社会人の強豪・トヨタ自動車で、投手として3年後のNPB入りを目指す。発奮材料はもちろん“盟友”桜井と“宿敵”清宮の活躍だ。

「毎日、新聞開くと載ってるんで(笑い)。桜井とはまた差がついちゃいましたし、次こそは追い抜かないと。清宮くんとは、今度は投手として対戦したい」

 再び一からのスタートを切った“日大三のデカプリオ”は、友の背中とライバルとの再戦を胸に、今日も腕を振り続ける。

☆かなり・れお 1999年7月30日生まれ、神奈川県相模原市出身。新磯小1年のとき、軟式野球チーム相武台レッドジャガーズで野球を始める。相陽中では相模原ボーイズに所属。日大三では2年夏に一塁手に転向、3年春に甲子園出場も初戦敗退。高校卒業後は社会人野球のトヨタ自動車で投手としてプレーを続ける。高校通算29本塁打、投手として最速150キロ。193センチ、101キロ。左投げ左打ち。

※(2)に続く

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