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初登板初先発で初白星 西武・今井にエースの気質


ウイニングボールを手に父・一也さん(右)、母・江利子さんとポーズを取る今井

 西武・今井達也投手(20)が13日のヤクルト戦(メットライフ)でプロ初登板初先発。6回5安打1失点でチームも7―4で勝ち、プロ初勝利をマークした。

 最速152キロのストレートを軸にスライダー、カーブ、チェンジアップを効果的に配し、交流戦首位を走るヤクルト打線を翻弄。辻監督は「マウンドさばきを見る限り非常に落ち着いていた。ファームの試合では球が暴れていたけども、彼の特徴というか大舞台が落ち着かせてくれたのか、好きなのか分かりませんけど本当に見事な投球でした」と2016年の甲子園V腕を絶賛した。

 今井は「初登板ということで監督やコーチに『楽しんでやってこい』と言われたのでその言葉通り楽しめました」と笑顔を見せたが、ここまでの道のりは試練の連続だった。

 プロ1年目の昨年は2月のキャンプを皮切りに計3度の右肩痛発症でケガとリハビリに明け暮れる日々。また今年2月には未成年での喫煙が発覚し、4月末まで対外試合出場停止、ユニホーム着用禁止の処分を受けた。

 しかし、その一方では今どきの若者には珍しい肝の据わりぶりに、将来のエースとして高い評価もささやかれていた。

 二軍関係者は「あれぐらい王様気質なほうが実は楽しみ。一度ガツンと言われてシュンとなるようなヤツは、ビビってインコースをガンガン突っ込めないでしょ。『オレが一番』と本気で思っているヤツのほうが、それをいい方向にさえ向けてあげれば大きな仕事をするからね。投手はそれでいい」と、今井の中に眠る“エースの気質”を指摘している。

 デビュー戦で見せたふてぶてしいほどの落ち着きぶりも、そんな気質からくるものなのだろう。何とも楽しみな投手が出てきた。

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