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11年夏の甲子園V日大三 五人衆の絆


JR東日本で再びバッテリーを組む鈴木(手前)と吉永

【気になるアノ人を追跡調査!!野球探偵の備忘録(68)】

 2011年夏、絶対的エースと超強力打線を擁し、圧倒的な力で全国の頂点に立った日大三。優勝メンバーはその後、それぞれが六大学に散り、舞台を神宮に移してしのぎを削った。今は社会人野球の名門・JR東日本で再びバッテリーを組む吉永健太朗と鈴木貴弘の2人が、現阪神・高山俊、現日本ハム・横尾俊建、主将を務めた畔上翔ら、今なお続く“三高五人衆”の絆を語った。

「中学野球のころから面識はあって、誰が入ってくるというのはだいたいわかってた。でも『一緒に三高行こうぜ』というのはなくて、本当にたまたま集まっただけなんです」

 絶対的エースとしてチームを甲子園優勝に導いた吉永は、そう言って高校入学当初を懐かしむ。それぞれが中学時代はチームの主力。競争意識はおのずと芽生えたという。

「(主将だった)畔上には、すごい大変なチームだっただろうなって。とにかく個が強いチーム。自分勝手というか、畔上がキャプテンをやってなかったら、まとまってなかった。みんな、誰が打ったから俺も打つという感じでした」と語るのは、吉永とバッテリーを組んだ鈴木。吉永にとっても、鈴木にとっても、高校時代は紅白戦が一番嫌な思い出だ。

「メチャクチャ打たれましたからね。打たれた思い出しかない。ウチのチームを抑えられるやつなんていないですよ。味方としてはこれ以上ないくらい頼もしかったけど、本当に敵に回したくなかった」

 吉永が敵に回したくなかったと話すチームメートは、皮肉にもみな東京六大学リーグに。それも、主力の5人が早大(吉永)、慶大(横尾)、立大(鈴木)、法大(畔上)、明大(高山)と全員バラバラの大学に進学したから驚きだ。

「高校に入ったときもそうだけど、大学も本当にたまたま散っただけで『今度はお互いライバルで…』とかそういうのは別に(笑い)。それぞれが先輩とか監督を慕ってです。僕は六大学は無理かな、東都に行こうかなと思ってたら、立大の監督さんが声をかけてくださったので」(鈴木)

「甲子園の前から決めてたので、高校からプロは考えてなかった。(日大三の)小倉監督は高卒プロは反対派と思ってたけど、いざ話してみるとそうでもなくて、行こうと思えば行かせてくれたと思う。高卒で行ってたらと考えることはあるけど、今は(プロ志望届を)出さなくてよかったなと思ってます」(吉永)

 お互いに切磋琢磨し合った4年間。ドラフトの日は、それぞれに特別な思いがあった。高山が1位で阪神、横尾は6位で日本ハムに指名された一方で、指名漏れした畔上は社会人野球のホンダ鈴鹿へ。

 大学ではけがに泣き、プロ志望届提出を見送った吉永は「高山はかかっても横尾は無理だろと思ってて(ドラフトの)結果を見ずに『社会人で一緒に頑張ろう』と連絡したら『いや、オレかかってるわ!』と(笑い)。畔上のことは完全に忘れてました」。

 同じく社会人に決めていたという鈴木が「僕は畔上にも連絡しましたよ。落ち込んでたけど、割り切れてはいた」とフォローする。

 それから3年、吉永は打者転向を経験するも、今は投手一本。鈴木は社会人で正捕手の座を奪うために、奮闘を続ける。プロへの気持ちが途切れたわけではないが、都市対抗優勝が当面の目標だ。

「僕らの場合、甲子園優勝が目標じゃなくて、単純にこいつよりうまくなりたいと思ってやってたんですよ。オフは横尾とゴルフに行くんですが、アイツ、いまだに対抗意識を燃やしてくるんです」(吉永)

「高山はこっち来たとき飲みに誘ってくるんですが、いつも夜の10時とか。我孫子からは行けねえよって。守備の下手さは相変わらずですね」(鈴木)
 引き寄せられるかのように集まった仲間が全国制覇を果たし、後に敵となる数奇な運命のその後。プロと社会人、それぞれ居場所は変わっても、5人の関係は変わらない。

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