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大谷 圧巻の奪三振ショー!新人王ライバルに見せつけた「格の違い」


ツインズ戦で力投する大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【アナハイム13日(日本時間14日)発】圧巻の奪三振ショーも逸勝だ。エンゼルスの大谷翔平投手(23)は本拠地でのツインズ戦に先発し、6回1/3を3安打1失点、11奪三振2四球だった。勝利投手の権利を持って降板したが、2番手が同点に追いつかれ、4勝目は逃した。MAX159キロのフォーシーム、切れ味抜群の魔球スプリットとスライダーを低めに決め、カーブでタイミングをずらしてツインズ打線を圧倒。注目の同い年のルーキー右腕、フェルナンド・ロメロに格の違いを見せつけた。

 ピンクの大谷がツインズ打線を手玉に取った。米国では「母の日」で、両軍ナインはイメージカラーのピンクの帽子や道具を使ってプレー。大谷はピンクの帽子をかぶり、ピンクリボンを胸に本拠地3連敗を阻止すべく先発マウンドに上がった。

 前回登板からカーブの割合を増やし、緩急をより意識させた。この日はフォーシームのMAXは159キロ、最も遅いカーブは115キロ、緩急差は実に44キロ。さらにスライダーとスプリットは“魔球”のごとく鋭く変化した。ビデオやデータで徹底分析していたはずのツインズ打線の一段も二段も上を行った。

 7回一死からこの日、2つ目の四球を与え、球数がメジャー移籍後最多の103球となったところで交代を告げられた。1点リードの接戦だっただけにこの回は投げきりたかっただろう。勝ち投手の権利を手に大谷がマウンドを降りるとエンゼル・スタジアムのファンは惜しみないスタンディングオベーションで好投をたたえた。残念ながら2番手ベドロジャンが安打を許し、さらに代打マウアーに同点打を浴び、白星は消えたが、素晴らしい投球だった。

 大谷が意地を見せたのは6回だ。5回裏に1点先制してもらって意識したのか先頭ドジャーをこの日、初めての四球で歩かせた。続く2番ケプラーの初球、スプリットを叩き付ける暴投で走者は二塁へ。さらにカウント3ボールとなったが、4球目にフォーシームを真ん中に投げ込み、3―1とすると5球目、152キロのフォーシームで詰まらせると右飛に仕留めた。3番エスコバルはスライダーで二ゴロ。走者は三塁に進んだ。4番ロサリオは初球スプリットは外れたが、カーブで見逃しストライク、フォーシームでファウルを打たせて追い込んだ。4球目は内角低めにスプリットを鋭く落として、この日、11個目の三振を奪った。

 立ち上がりから完璧だった。初回、先頭ドジャーを三塁手のグラブをはじく内野安打で出塁を許したものの、2番ケプラーは力のあるフォーシームで二ゴロ、3番エスコバルはスライダーで空振り三振、4番ロサリオをスプリットで二ゴロと後続を打ち取った。

 2回は一死後、二塁内野安打を打たれたが、アウト3つは全て三振。3回は3者連続三振切りだ。2番ケプラーから奪った7つ目の三振で今季39三振となり、1962年にボー・ベリンスキーがマークしたデビュー6試合で38三振の球団記録を更新した。4回も2三振、5回も1三振を奪い、4月8日(同9日)のアスレチックス戦以来、2度目の2桁奪三振に到達した。

 相手先発は同い年のルーキー、この試合前まで2戦無失点のロメロ。お互いに意識したのか、息詰まる投手戦だった。ロメロは5回1失点で一足早く降板。初対決は大谷が格の違いを見せつけた格好だ。

 素晴らしい奪三振ショーを繰り広げた大谷だったが、この日は13連戦中で、現地日曜日のデーゲームということで主砲トラウトがスタメンから外れ、攻撃力がそがれたことが響いた。好投だけでは満足できない大谷。チームは9回にコザートのサヨナラ打で激勝したが、次は必ず4勝目を挙げる。

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