陸上男子短距離の桐生祥秀(22=日本生命)に意外なリフレッシュ計画が浮上した。2日、都内で日本生命の所属開始セレモニーが行われ、直前に入社式にも出席した桐生は「世界を転戦して優勝したい。タイムは勝手についてくる」と抱負を語った。

 そんな桐生に持ち上がったのが新日本プロレスとの“合体計画”だ。両者はマネジメント会社が同じで、交流が芽生える可能性がある。「これだけ練習してオフのない人が何かを見に行くという機会はなかなかない。タイミングが合ったらG1(クライマックス)とか大きい試合でぜひエンターテインメントのスポーツの楽しさをお見せしたい」と関係者は話した。

 桐生が望めば…という条件はつくが、気分転換に利用してもらおうという考え。新日プロのエース、オカダ・カズチカ(30)は中学時代に陸上部で短距離選手だったという共通点もある。会えばさまざまな相乗効果があることは間違いないだろう。

 今季初戦の静岡国際(5月3日)は200メートルに出場。また、ユニホームもこれまでの紺とは決別し、赤を基調にする。「赤=桐生と覚えてもらいたい」と燃える日本最速男は、イメージも一新していく。