【陸上】桐生祥秀「初の9秒台」の次のテーマは?

2018年03月27日 16時30分

4月から社会人となる桐生

 陸上男子100メートルで日本人で初めて10秒を切る9秒98を出した桐生祥秀(22)が“次”を楽しみにしている。

 東洋大を卒業し、4月から日本生命の所属選手として活動する。9秒台を期待され続け、状況から解放された。気は楽になったはずだが「10秒台じゃ会場も沸かなくなるし、ヘタなレースができなくなるという気持ちはある」とポツリ。それでも「これから“初の9秒台は”ではなくどういうトピックで盛り上がっていくのかが楽しみ。日本新なのか、誰が勝つかという競争なのか」と笑顔で、重圧になるはずの新たな“お題”も楽しむ姿勢を見せている。

 指導する土江寛裕氏(43)は桐生の成長について「高校生のときは、なんだかよく分からないまま走って結果を出していた。でも今は『走るべきは自分なんだ』という意識で走っている。競技者として、プロでできる心構えができている」とメンタル面の変化を大きく感じている。

 昨年8月の世界選手権(ロンドン)200メートルで、史上最年少で決勝に進出したサニブラウン・ハキーム(19=東京陸協)などライバルが多数いるが、強くなった精神面でまたまた期待に応えたいところだ。