日本陸上競技連盟は16日、都内で会見し、アジア競技大会(8月、ジャカルタ)の男女マラソン代表を発表した。

 男子は井上大仁(25=MHPS)、園田隼(28=黒崎播磨)、女子は野上恵子(32=十八銀行)、田中華絵(28=資生堂)が選ばれた。

 会見には井上が出席し「あまり言い過ぎるなよというのはあるかもしれないですけど、やるからには狙っていきます。相手がどういった選手でも自分の走りを心がけて、金メダルを狙っていきたい」と力強く宣言した。

 高温多湿の中で過酷なレース展開が予想される真夏のジャカルタ決戦。井上は当日の気温を25〜30度超と想定し、暑熱対策として「今年の夏はエアコンに頼らないでいきたい。暑くてもまずは扇風機から」と“エアコン断ち”を表明。

「目標は厳しい環境下で、どれだけ自分の走りができるか。タイム自体はあまり考えていないですけど『暑さの中で勝負して勝つ』というのをテーマにして頑張っていきたい」と拳を握った。