陸上の世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ上海大会男子100メートル(13日)に出場する桐生祥秀(21=東洋大)が11日、羽田空港から出発した。

 同リーグは高校時代に出場して以来2度目。「今回はレースが1本勝負。久々なのでどれだけできるか楽しみ」と笑顔を見せた。

 今季3試合連続で10秒0台をマークしている桐生には日本人初の9秒台の期待がかかる。同レースにはケンブリッジ飛鳥(23=ナイキ)、サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)も出場する。

 桐生は「日本人とかは関係なくレベルの高い試合になると思う。レベルの高い走りをしたい」とキッパリ。自身初のアジア遠征だが「(大気汚染の予防で)一応マスクは持ってきた。あとは何にも気にならない。パンツさえあれば大丈夫!」と力強く話した。