マラソン川内 陸連幹部の“一本化”を要求

2016年03月28日 16時00分

トップでゴールした川内

 男子マラソンの“公務員ランナー”川内優輝(29=埼玉県庁)が五輪からの完全撤退を表明した。

 

 27日、練馬こぶしハーフマラソンにゲストランナーとして出場し、1時間5分30秒でトップでゴール。20日に台湾で行われた万金石マラソン出場後に食あたりするアクシデントがあったが、後続に付け入る隙を与えなかった。今後は来年の世界選手権(ロンドン)でのメダル獲得が目標で「世間的には私はだいぶピークを過ぎたように思われているかもしれないけど、世界選手権の時は30歳」と限界説に反発した。

 

 一方、東京五輪に向けては「正直、気温的に無理…。自分が戦えない可能性があるところで、何かやろうとかはない」とトーンダウン。暑さが苦手なだけに、早々と白旗を掲げた。リオ五輪代表を逃したことで川内の五輪を目指す戦いは「もうないですね。日本代表はロンドンで終わると思っている」。

 

 その代わりに、五輪代表選考には持論を展開する。福士加代子(34=ワコール)の行動で物議を醸した4つのレースから3人を選ぶ方法ではなく、世界選手権と国内唯一の選考レースとしての日本選手権を新設し、この2大会で決めることを提唱した。

 

 一方で、選考レースの一本化については時期尚早と指摘。「もうグチャグチャ。『福士は出ないほうがいい』って人もいれば、『ご自由にどうぞ』って言う人もいる。どの陸連の幹部の言うことを信じればいいんだ。内部で意思疎通を図れていないことが問題。だからナショナルチームも全部失敗した」とまくし立て、レースより日本陸連幹部の早期の“一本化”を要求した。