陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)代表選考会を兼ねた日本選手権3日目(11日、大阪・長居)、男子200メートル予選は前回王者の小池祐貴(27=住友電工)が20秒72(追い風0・2メートル)で決勝に進出。3組3着だったが、タイムで上位2人に入り「思ったよりスピードがコーナーで上がっていないなと走りながら感じていた」と率直な感想を口にした。

 前日の100メートル決勝は10秒19で4位。レース後は自身のツイッターに「ここのところ勝負弱いな」などとつづり、反省してこの日の種目に臨んだ。小池は「これが職業なので。200は200。最低限結果を出して代表権を取って、日の丸をつけるのが最低限の仕事だと思っている」と話す。

 決勝に向けては「レーンが内側になると思う。ある程度前半行っておかないと勝負に入れない」と分析。「スプリントの部分。出力を100(メートル)寄りというか、トップスピードを上げれるように調整すればいいと思う」と気を引き締めた。

 世界選手権の参加標準記録は20秒24。世界ランキングで代表権を獲得できる可能性もあるが、まずは決勝レースでの結果が求められる。