今度は金メダルで大ブレークだ。8月に行われる陸上の世界選手権(中国・北京)競歩代表の記者会見が23日、都内で行われた。3月の全日本競歩能美大会・男子20キロで1時間16分36秒の世界新記録を出した鈴木雄介(27=富士通)らが選出された。

 鈴木は「世界新を出した後は想像以上の反響。取材やテレビ出演が増えありがたい。もっと依頼が増えるよう頑張りたい」とうれしい悲鳴を上げた一方で「陸上で世界一は世界選手権や五輪で金メダルを取ることを意味する」と、満足することなく、世界選手権に向け気を引き締めた。

 決してメジャーな競技ではないため、自分の活躍で競歩人気の向上につなげたいとの野望も。鈴木は「銀座や青山で競歩の大会ができるようになりたい。日本のサラリーマンは競歩選手。(競技)ルールを緩和して市民マラソンのようにしたら面白い」と壮大なプランを披露した。