第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟は10日、オープン参加の関東学生連合を含む21チームの登録選手16人を発表した。

 前回大会覇者で全日本大学駅伝王者の駒大は、今月に1万メートルで日本歴代2位の記録を出した田沢廉(3年)、故障から復帰した鈴木芽吹(2年)の「2枚看板」らがメンバー入りした一方で、山下り6区のスペシャリスト花崎悠紀(4年)が外れた。

 王者奪還を目指す青学大は、エースの近藤幸太郎(3年)、前々回大会の2区で日本人1年生史上最高タイムの1時間7分3秒をマークした岸本大紀(3年)などが選出。

 全日本大学駅伝でアンカーとして駒大とのデットヒートに敗れた飯田貴之(4年)は箱根路でリベンジに挑む。

 出雲駅伝で初出場初優勝を成し遂げた東京国際大は、2区と3区の区間記録を持つイェエゴン・ヴィンセント(3年)や日本人エースの丹所健(3年)らが順当に選ばれた。

 また、東京五輪男子3000メートル障害7位入賞を果たした順大の三浦龍司(2年)、東洋大のスーパールーキー石田洸介、中学校教諭を休職して編入学した駿河台大の31歳ランナー・今井隆生(4年)も入った。