青学大の原晋監督(54)が箱根駅伝でのリベンジを誓った。

 7日の全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮間、8区間106・8キロ)では、5時間13分6秒で2位に終わったが、故障明けの岸本大紀(3年)が3区日本人トップの好走。2区、6区で失速はあったものの、個々のレベルの高さを見せつけた。 

 レース後、箱根駅伝について問われた原監督は「今回の全日本大学駅伝の登録メンバー16人、どの選手を走らせてもいいくらいの力がそろっている。2区間増える箱根駅伝については手応えを感じた。今回は2区間大ブレーキがありながらも、先頭に巻き返すだけの自力がある。同レベルの選手が2、3、4人と控えているので、箱根駅伝でも十分戦える力のチームだと再認識した」と振り返った。

 箱根駅伝で勝つためには、各区間で安定した走りが求められる。王者奪還へ「デコボコ駅伝がないように、より日頃の朝練習、あるいはジョグ練習、その辺りから選手の状態を見極める監督としての目力、そういったところをより一層作っていきたい」と気を引き締めた。

 残された時間は約2か月。果たしてどのような形でチームを立て直すのだろうか。箱根駅伝では名将の手腕にも注目だ。