東京パラリンピック・陸上競技(2日、国立競技場)、女子200メートル(T11)予選が行われ、レース後に伴走者が選手にプロポーズをしたドラマのようなシーンが話題となっている。

 西アフリカの島国カボベルデ代表のケウラニドレイア・ペレイラセメド(32)は予選4組に登場し、組最下位となる33秒04の4着でフィニッシュ。その後、伴走者を務めた男性が右ヒザをついてペレイラセメドにプロポーズ。指輪を渡し、2人は熱い抱擁を交わした。トラック上での幸せな姿に、選手たちは拍手でお祝い。ペレイラセメドは「気持ちを表現する言葉が見つからない」と感激した様子を見せた。

 この光景は瞬く間に世界中に拡散された。ブラジルメディア「ムンドネグロ」はツイッターで「伴走者が選手にプロポーズをした」と動画を紹介。世界中から祝福のコメントが集まっている。

 日本のSNS上でも「素敵なことがあるんだな~」「かっこよすぎて素敵。おめでとうございます」「なんていう素敵な演出」と称賛の声が寄せられている。