東京五輪陸上男子400メートルリレー予選(5日、国立競技場)、日本は多田修平(25=住友電工)、山県亮太(29=セイコー)、桐生祥秀(25=日本生命)、小池祐貴(26=住友電工)の順で臨み、38秒16の1組3着で決勝進出を決めた。

 3走を務めた桐生は「予選は安全バトンで行った」と明かし「明日(決勝)は夜なので他国もタイムが上がってくると思うんですけど、それ以上に日本のタイムを上げたい」と力を込めた。

 今大会は個人種目で代表入りを逃し、リレー代表として選出された。それだけに「僕はリレーをしに来たのでそこに集中しています」と強調。一方、かねて痛めていた右アキレス腱については「(大会前の)山梨合宿が終わってからカーブも問題なく走れた。足は問題ないです」と話す。

 決勝に向けては「日本記録を出せば全然メダル圏内だと思う」と言いきった桐生。「冷静ですけど、燃え上がる走りをしたいと思います。あんまり冷静を装っていたら走りも冷静になってしまうので、思いきり走ることを考えたい」と語った。