金メダルに追い風! “9秒95”山県亮太 リレー侍「重要ピース」に急浮上

2021年06月07日 05時15分

9秒95の日本新記録をマークし、ポーズをとる山県(代表撮影)

 リレー侍の東京五輪金メダルに“追い風”だ。陸上男子の山県亮太(28=セイコー)が布勢スプリント(6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)100メートル決勝で9秒95(追い風2・0メートル)の日本新記録を樹立。2019年にサニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)がマークした9秒97を0秒02縮めた。

 先月5日の茨城・水戸でのレースは向かい風8・3メートルの予選が10秒95、同4・7メートルの決勝は10秒71で終わった。それでも、この日は公認記録ギリギリの“神風”にも助けられて五輪の参加標準記録(10秒05)を突破し「肩の荷が下りた」と安堵の表情。過去に2度、10秒00を記録した山県にとって念願の9秒台は「日本最速」の称号までついてきた。

 これで日本選手権(24日開幕、大阪・長居)で3位以内に入れば五輪出場権を獲得することになった。しかも、同会場では自身が初めて10秒00をマークしているだけにイメージは悪くないはずだ。

 一方、国内の9秒台スプリンターは17年にマークした桐生祥秀(25=日本生命)以降、サニブラウン、小池祐貴(26=住友電工)に続いて山県で4人目。リオ五輪400メートルリレーで銀メダルに貢献しながらも、近年はケガなどで代表から離れていた28歳がリレー侍の重要なピースとなる可能性もある。完全復活を果たした山県は「五輪が勝負」ときっぱり言い切った。

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