大舞台は二の次ということか――。陸上男子短距離で2012年ロンドン五輪100メートル、200メートル銀メダリストのヨハン・ブレーク(31=ジャマイカ)が、新型コロナウイルスのワクチン接種よりも東京五輪欠場を選択する考えを示した。

 ジャマイカ紙「グリーナー」によると、ブレークは「私の意思は固まっていて、いかなるワクチンも必要としていない。ワクチンを接種するよりも五輪を欠場したほうがいい」と発言。続けて「今は言いたくないが、理由はある」と明かしたという。

 国際オリンピック委員会(IOC)は五輪参加者のワクチン接種を強制していないものの、推奨するとしている。

 ブレークの100メートル9秒69、200メートル19秒26はいずれも世界歴代2位の記録。ロンドン五輪、2016年リオ五輪400メートルリレーはウサイン・ボルトとともに金メダルを獲得している。