【陸上】日本新記録の鈴木健吾 パリ五輪への決意「日の丸をつけて戦えるように」

2021年02月28日 13時54分

 歴史が変わった――。びわ湖毎日マラソン(滋賀・皇子山陸上競技場発着)が28日に行われ、鈴木健吾(25=富士通)が日本人史上初の4分台となる2時間4分56秒の好記録で優勝。大迫傑(29=ナイキ)の日本記録(2時間5分29秒)を33秒上回った。

 有言実行の力走だった。昨年の当大会では悔しい結果に終わり「タイムよりも勝ちにこだわってきた」と序盤から先頭集団をキープした。当初は37キロ過ぎでのスパートを予定していたが、36キロ地点の給水場で「給水を取り損ね、行くしかないと思った。周りの選手の表情を見ていけると思った」とスピードアップ。後続を引き離し、笑顔でゴールテープを切った。

 この1年はウエートトレーニングなどで体づくりを敢行。トラックの1万メートルでは27分台を2度マークするなど、高速化に対応する力を身につけた。それらの努力を十二分に発揮し「タイムとしてはびっくり。順位としてはチャレンジしようと思っていた。優勝争いをしたいと思っていたので、すごくうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 とはいえ、満足はしておらず「世界を目指していくのは当然。まだまだ力はないが、世界選手権だったり次の五輪(24年パリ大会)でしっかりと日の丸をつけて戦えるように少しずつ力をつけていきたい」と先を見据えた。

 3年後のパリ五輪へ、男子マラソン界にまた一人期待の新星が現れた。

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