公務員ランナー・川内“転勤効果”でパワーUP

2014年05月19日 16時00分

目標の「63分台」をクリアした川内

 アジア大会(9月、韓国・仁川)マラソン代表の公務員ランナー・川内優輝(27=埼玉県庁)が“新生活効果”で課題克服に自信を示した。

 

 18日は高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンに出場し、1時間3分48秒で11位。ゴール寸前には22度を超え、初夏のような日差しが照りつけるレースとなったが、予想以上の奮闘をみせた。目標にしていた「63分台」をクリアし「例年より暑かった。有言実行できたことは大きな自信になった」。

 

 何よりの大敵は暑さ。この日は特製の帽子をかぶって日光を遮断したが、好走の理由はそれだけではない。4月から、自宅から近い久喜高定時制に異勤。

 

 通勤手段が電車から自転車に変わり「運動量が増えたので痩せました。適正体重に近づいてきた」。川内が使用しているのはロードバイクではなく、庶民的なシティーサイクルだが「一番重いギアにしてこいでます」と足腰の鍛錬にもつなげている。

 

 さらに4月から日本陸連が発足させたナショナルチーム入りを果たしたことも後押しとなった。測定した膨大なデータが届き、自身の肉体は「汗をかくほう」と裏づけられた。

 

 この日は給水のスペシャルドリンクの配合を工夫し、こまめに水分を補給するようにした。その結果、体力の消耗が抑えられた。

 

 川内の限界温度は「24度」とされているが、川内は「対策をしっかりやっていけば25、26度まではいけると思います」と断言。金メダルを義務づけるアジア大会へ不安はなくなりつつある。