桐生 テレビなしの“修行生活”

2014年05月17日 16時00分

 17日、陸上の関東学生対校選手権100メートル決勝が行われ、10秒01の日本歴代2位の記録を持つ桐生祥秀(18=東洋大)が大学生タイ記録の10秒05で初優勝を飾った。

 

 11日には「ゴールデングランプリ東京」に出場しており、連戦が続く。今後も世界リレー(24、25日・パナマ)や6月の日本選手権(福島)など大舞台が待っており、陸上以外に時間を費やす余裕は全くない様子。それもそのはず。通学には1時間以上かかり、大学と練習場だけを往復する日々。しかも「テレビが部屋にないんです。買いに行く時間もないし、お金もない」(桐生)。大昔の苦学生のような生活を送っているという。

 

 それでも“修行生活”が強い選手への手助けとなりそうだ。桐生陣営ではこのハードな連戦にもケガなく100%の力を出すことを目標にしている。次から次へと試合に臨むには、陸上に集中することが大切。連戦を乗り切れば、今後の競技生活にプラスに働くとみているのだ。この日は400メートルリレーも走り大声援を送られた。「(インカレは)応援がすごい。楽しいです」。新1年生はどこまでも真面目に走りを追求する。