第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、王者・青山学院大が意地の走りを見せている。

 往路(2日)は2区、5区の失速が響き、まさかの12位に沈んだ。2年連続6度目の総合Vは現実的に厳しくなったが、原晋監督(53)は「プライドは忘れることなく、攻めのレースを」と巻き返しを誓っていた。

 そんな中、6区の高橋勇輝(3年)が区間3位に走りでシード圏内の10位に押し上げると、7区の近藤幸太郎(2年)も区間3位の快走で3人抜きを達成し、7位に浮上。「自分の役割は果たせてホッとしている。プレッシャーを感じることなく走れた。ここからが青山だと思っていた。(周りが)落ち着いて楽しく走れと言ってくれたので、ワクワクしながら走れた」と振り返った。

 さらに、8区では岩見秀哉(4年)が5位にまで順位を上げていることから、復路Vの可能性も出てきた。