来年1月1日に行われる全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、群馬県庁前発着、7区間100キロ)の区間エントリーが発表された。

 5連覇がかかる旭化成は、村山謙太(27)を5区に、市田孝盤(28)を7区に起用。経験豊富なメンバーをそろえてきたが、日本選手権男子1万メートルで優勝し、同種目の東京五輪代表に内定した相沢晃(23)は、右ヒザの故障の影響でメンバーから外れた。

 トヨタ自動車は、ロンドン五輪男子1万メートルのケニア代表であるビダン・カロキ(30)を2区に、12月の福岡国際マラソンを右腓腹筋痛で欠場した東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(27)を3年連続で5区に配置。実力者を並べ、2016年大会以来の優勝を目指す。

 富士通は「目標は優勝と区間賞」と意気込む東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(28)をエース区間の4区に、期待のルーキー浦野雄平(23)を7区に投入。2年ぶりの出場で上位を狙う。

 GMOインターネットグループは、一色恭志(26)を4区に、2月の福岡国際マラソンを制した吉田祐也(23)を7区に起用。青山学院大で箱根駅伝優勝を知るメンバーを中心に台風の目に名乗り出る。

 他にHondaや三菱重工、JR東日本、ヤクルトなどにもチャンスはあるだけに、接戦が予想される。