日本陸連が来年度から新たに年間登録料を新設する方針を固めたことが9日、分かった。一般、大学生は1000円、中高生は500円。これまで一般、大学生100円、中高生50円で設定していた「データバンク料」は廃止する。

 この日の臨時理事会で可決され、その後オンラインで報道陣の取材に応じた尾県貢専務理事(61)は「ここで強調したいのは『設定』。『値上げ』ではない」とした上でスポンサー収入に依存している現状から「今回のコロナ禍において、大きな赤字が出るということが明らかになっている」と財源の確保を重視した。

 今年度の登録者は35万人で、2億円超の収益を見込んでいるという。