【パラ陸上日本選手権】重本沙絵が100メートルで自己ベスト更新「すごくよかった」

2020年09月06日 20時17分

 日本パラ陸上競技選手権(6日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)、リオデジャネイロパラリンピック女子400メートル(T47)で銅メダルに輝いた重本沙絵(25=日体大院)が2種目に出場した。

 新型コロナウイルス禍による自粛期間中は、河川敷などでの練習を余儀なくされた。未知の敵に日常が奪われたからこそ「無観客でも開催してくれてうれしい。練習とは違う緊張感やスピードを感じられた」と、試合に出られる喜びをかみしめながら試合に挑んだ。 

 最初の女子100メートル(T47)では12秒85をマークし、自身の自己ベストを0・01秒更新。「約4年ぶりに自己ベストを更新できたので、すごくよかった」と手応えを口にした。

 ただ、前半のスピードを意識したという女子400メートル(T47)では、1分0秒35に沈み、自身の持つ日本記録(58秒96)には程遠い結果に終わった。「最後につまずいてしまったり、うまく脚が動かなったので、まだまだ練習が必要だなと思った」と苦笑いを浮かべた。

 とはいえ、100メートルで好記録をマークするなど、着実に実力をつけている。東京パラリンピックの延期もプラスに捉えており「延期前に内定が決まっていたら気が緩んだかもしれない。逆に決まらなかったことで(練習に)集中して取り組めた」と伸びしろは無限大だ。

 新たなに生まれた時間を有効に使い、課題を一つずつクリアしていく。