【競歩】鈴木雄介 五輪延期は「正直、助かった」ドーハ酷暑レースのダメージ抜けず

2020年08月28日 17時14分

 競歩の男子50キロ五輪代表の鈴木雄介(32=富士通)が28日、オンライン会見を開いた。

 3月に20キロの「全日本競歩能美大会」に調整を兼ねて出場。その後コロナ禍の拡大により、緊急事態宣言が発令されたことなどもあり、状況に応じての練習を続けてきたという。

 五輪の延期決定に関しては「個人的には正直、助かったという気持ちがある」と神妙な表情。昨夏のドーハ世界選手権を制したが、酷暑の中でのレースのダメージは大きく、直後から続く疲労感はいまだに抜けていない状態だという。

「慢性疲労のような感じで、思うようなトレーニングができていない。今年に五輪が開催されていたら厳しかった」

 練習したい気持ちはあるものの、体を動かそうとしてもだるい状態。6月に改善の兆候が見られたが、8月に入り再び同じ症状に悩まされた。「現在、1~2週間休んでいるが改善しないので、検査をいくつかしているところ。結果は出ていないが、原因をしっかりつかんで練習できる状況を作ることが必要」と前を向く。

 20日には結婚したことを自身のSNSで公表した。「今までの1人の生活との変化に対応しないといけないが、総じて幸せ」と笑顔を見せ「今後は競技成績によって生活も変わるので責任感が増した」と気を引き締めた。

 体調のこともあり、次戦については未定。まずは来春の50キロ競歩日本選手権(石川・輪島)を見据え「回復に努めて、冬あたりから思うような練習を積んでいければ。1年後の五輪で皆さんの期待に応えられるような歩きを見せたい」と最後に力を込めた。