【陸上】短距離の桐生にも「厚底シューズ問題」が波及

2020年02月21日 16時40分

 陸上長距離で新記録を生み出した「厚底シューズ問題」が短距離界にも広がっている。

 男子100メートルで日本初の9秒台をマークした桐生祥秀(24=日本生命)は、昨年から靴裏に金属製のピンがない「次世代スパイク」を履くが今季使用できるかどうかは不透明になっている。

「厚底」を巡る騒動の余波を受け、世界陸連による新たな規則では「4月30日以降の大会で使用するシューズは4か月前から市販されているものに限る」とされており、五輪本番にも該当する。「厚底」を巡る議論でとばっちりを受けた桐生は「正直言って論点がズレている」と困惑する。

 一方、量産型ではなく特注品だからこそ生まれる価値にも言及。「僕も小学生のころに『あの選手が履いていたスパイクかっこいいな』とか『あれが欲しいし、そのためにも速くなろう』とか思っていた。そんな夢とか目指すところがいろいろあったので…」

 桐生は20日にオーストラリア合宿に向けて出発。3月20日にブリスベンでの競技会に出場するが「メインはピンなし(スパイク)? そうですね」と語り、当面は特注スパイクで臨むという。