【箱根駅伝】適材適所の青山学院大が往路V 原晋監督「指数を500%に」

2020年01月02日 16時26分

往路優勝の青山学院大。左は原監督

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が2日に行われ、2大会ぶりの総合優勝を目指す青山学院大が、従来の往路記録を5分以上回る5時間21分16秒の好タイムで、3年ぶりの往路優勝を果たした。

 強い青山学院が戻ってきた。前回大会で主力の多くが引退。春先の記録会では記録が伸び悩み「青学は弱くなった」とまで言われたが、夏合宿をへて急成長。今では、大黒柱は不在だが、1万メートル走の平均タイムが全チームトップとなった。

 その安定感を往路でもきっちり見せた。1区の吉田圭太(3年)がトップと18秒差の7位と粘りの走りを見せると、花の2区では、原晋監督(52)が就任後、初めて1年生で2区を任された岸本大紀が1時間7分3秒の好タイムで順位を6つ上げ、首位に浮上。「いい感じで、チームの流れをしっかりつくることができたのかなと思う」と笑顔を見せた。

 3区では、主将の鈴木塁人(4年)が区間新記録をマークした東京国際大のケニア人留学生イエゴン・ヴィンセント(1年)に逆転を許したが、意地の走りで2位をキープ。4区では吉田祐也(4年)が東京国際大の佐伯涼(3年)を中盤過ぎで捉え、1時間0分30秒の区間新記録で箱根路を駆け抜け、再び首位に返り咲いた。吉田祐は「往路優勝するためにいい位置で渡そうと思って、必死走った結果で非常にうれしい」と、ほほ笑んだ。 

 数々のドラマが生まれた山登りの5区では、飯田貴之(2年)が安定した走りを披露。区間2位の走りで、3年ぶりにトップで往路のゴールテープを切った。

 適材適所の配置で、青山学院大に栄冠をもたらした原監督は「今年は新チームが始まって、シードすら取れないぐらいのレベルだった。1区から超ハイペースの中で、5区間ともよく耐えてくれた」と選手たちに感謝。

 しかし、すぐに気持ちを切り替え「総合優勝しなければ、終わりよければすべてよしにならない。ゴールでは、やっぱり指数を500%に引き上げられるようにチーム一丸となって戦いたい」と勝負の大一番への抱負を語った。