【箱根駅伝】青山学院大3年ぶり往路優勝 原晋監督「総合優勝しなければ、終わりよければすべてよしにならない」

2020年01月02日 15時38分

好記録で往路を制した青山学院大

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走の往路が2日に行われ、青山学院大が従来の往路記録を5分以上回る5時間21分16秒の好タイムで、3年ぶりの往路優勝を果たした。

 令和初の箱根駅伝・往路決戦は、まさに混戦といえる戦いぶりだった。

 1区では、3年連続の区間賞を目指した西山和弥(3年)が11キロ過ぎで失速する波乱の幕開け。そんな中、創価大の米満怜(4年)が区間歴代2位の1時間1分13秒をマーク。区間賞を獲得し、創価大史上初のトップで2区にタスキをつないだ。

 花の2区に入ると、7位スタートの青山学院大のルーキー・岸本大紀(1年)が6人を抜き、1時間7分3秒の好記録で首位に浮上。14位でスタートした東洋大のエース・相沢晃(4年)は、1時間5分57秒の区間新記録を達成し、順位を7位に上げ「自分の力を出し切ることができたと思います」と笑顔を見せた。

 3区では、東京国際大のケニア人留学生、イエゴン・ヴィンセント(1年)が激走。2区に続く区間新記録となる59分25秒をマークし、首位に立つなど、区間ごとに首位が変わる熱い展開が続いた。

 4区では、最初で最後の箱根路となった青山学院大の吉田祐也(4年)が東京国際大の佐伯涼(3年)を中盤過ぎに捉えて首位に返り咲くと、またしても区間新記録となる1時間0分30秒でで5区にタスキをつなぎ「必死に走った結果で非常にうれしい」と話した。

 数々のドラマが生まれた5区では、3位スタートの国学院大の浦野雄平(4年)が青山学院大の飯田貴之(2年)を懸命に追い、2位まで順位を上げたが、及ばず。青山学院大に勝利の女神は微笑んだ。

 青山学院大の原晋監督(52)は「素直にうれしいです」と喜びに浸ったが、すぐに「総合優勝しなければ、終わりよければすべてよしにならない」と、3日の復路に向けて気を引き締めた。