マラソンの鈴木亜由子 東京五輪へ「レースに近いスピードで走り込みたい」

2019年10月05日 13時43分

イベントに出席した鈴木亜由子

 先月開催された東京五輪代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で2位に入り、五輪切符を獲得した鈴木亜由子(27=日本郵政グループ)が5日、都内で行われたイベントに出席した。

 MGCでは、男子の本命といわれた設楽悠太(27=ホンダ)と大迫傑(28=ナイキ)が共倒れ。一方、女子の本命と叫ばれた鈴木は前評判通りの走りを見せ、好結果につなげた。トークショーでは「(内定を決めて)ホッとした気持ちが大きい」と安堵の表情を浮かべた。関係者も「周囲の期待も大きかったし、プレッシャーはあったと思う。だからホッとしたって言葉が出たのでは。勝ち切ったのはすごい」と笑顔を見せた。

 ただ、代償もあった。レース後1週間は、筋肉痛で階段の上り下りもしんどいほどだったという。それでも、休暇中に両親と地元の愛知県の温泉に行って、心身ともにリフレッシュ。まだ万全な状態ではないが、五輪に向けて少しずつ体を動かし始めた。

 五輪とほぼ同コースで行われたMGCでは、中盤以降にスピードを上げた前田穂南(23=天満屋)に独走を許した。「課題が見つかった。リスクもあるが、もう少しレースに近いスピードで走り込みたい」と前を見据える。

 5000メートルで予選敗退に終わった2016年リオ五輪での悔しさを晴らすために、異色の旧帝大ランナーの挑戦は続く。