【陸上世界選手権】山西利和が男子20キロ競歩「金」50キロ・鈴木に続く快挙

2019年10月05日 12時00分

山西は50キロの鈴木に続く“アベックV”の快挙を達成した(ロイター)

【カタール・ドーハ4日(日本時間5日)発】陸上の世界選手権第8日、男子20キロ競歩で山西利和(23=愛知製鋼)が1時間26分34秒のタイムで優勝。この種目で五輪、世界選手権を通じて日本選手で初となるメダルを獲得し、来年の東京五輪出場も決めた。池田向希(21=東洋大)は1時間29分2秒で6位。高橋英輝(26=富士通)は1時間30分4秒で10位だった。

 トップアスリートでは異例の経歴ともいえる京都大卒の山西が、世界ランキング1位にふさわしい堂々のレースを見せた。

 現地時間午後11時半のスタートながら気温30度前後の暑さとなったレースは6キロすぎに山西が集団から抜け出す。

 10キロで2位との差を17秒に広げると、そこからは独歩状態。優勝候補の期待に応える強さを見せつけた。

 それでも「世界一というのがゴールではない。この先がある」と話し、ゴールの瞬間も、その後しばらくも笑顔はなし。

「多くの方のサポートがあってここに立てている。そこに少しでも恩返しできれば」と周囲への感謝を口にした上で「勝ったから見える景色もあるので、そこをめざしていきたい」とさらなる高みへの挑戦に意欲を見せる。

 競歩は50キロの鈴木雄介(31=富士通)に続く優勝。世界選手権で日本勢が複数の金メダルを獲得したのは初めての快挙で、東京五輪が楽しみになってきた。