【陸上世界選手権】川内 棄権者4割超の酷暑マラソンに自信

2019年10月01日 16時30分

川内はリラックスした表情で意気込みを語った

 手応えありだ。カタール・ドーハで開催中の陸上・世界選手権男子マラソン代表のプロランナー、川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が30日、5日(日本時間6日)のレースに向けて羽田空港を出発した。

 レースは暑さを避けるために異例の午後11時59分スタート。とはいえ9月27日の女子もほぼ同じ条件で行われたものの、スタート時に気温32・7度、湿度73・3%の厳しい環境で、棄権者が出場選手の4割を超えた。一部の選手が救急車や車いすで運び出される場面も見られたが、川内は「自分は6月に下見に行って、そういった過酷な環境だということはわかっている」と想定の範囲内だという。

 さらに、男子50キロ競歩で鈴木雄介(31=富士通)が“大逃げ”で金メダルを獲得したことには「本当に自分のレースプランを貫いていた。意志の強さだけではなく帽子に氷を入れたりして、もともと強い選手がしっかり準備をしていた」と興奮気味にべた褒めした。

 自身のレースプランも鈴木にならう。川内は「やはり周囲に乱されないこと」とした上で「今回は時計をつけて走ろうと思っている」と酷暑の中で冷静でいるための秘策を明かした。

 女子マラソンでは谷本観月(24=天満屋)が7位に入賞した。暑さが苦手とされる川内だが「ロード種目ではジャパンに風が吹いている」とあくまで前向き。前回大会では入賞まで3秒差の9位と悔しい思いをしており、悲願の入賞へ好感触を得ているようだ。