【十種競技】一転出場の右代が決意

2019年09月26日 16時30分

右代啓裕

 陸上の世界選手権に追加での出場が一転して認められた男子十種競技の右代啓裕(33=国士舘クラブ)が26日未明、ドーハに向けて出発し「世間を騒がせることになったが、人生の中で一番の試合ができるように自信を持って挑みたい。これを機に注目してもらいたいし、結果も出したい」と決意を述べた。

 右代は4月のアジア選手権と6月の日本選手権で優勝。世界選手権の代表として発表されたが、国際陸連がエントリーを承認せず、日本陸連が選考要項に不備があったとして謝罪した。その後、出場が認められたとはいえ、さすがの鉄人も「通達がきた最初の日は落ち込んだ」という。

 それでも、指導を受ける国士舘大の岡田雅次監督(57)から「俺は絶対に諦めない。(飛行機の)チケットはキャンセルしない」と言われ「その言葉が先の東京五輪を目指す力につながり、次の日から頑張ることができた」と前向きな気持ちを取り戻した。

 今回で世界選手権は5度目の出場だが「体の状態はめちゃめちゃいい。不安は全くない。自分の力がどれだけ出せるか楽しみ」。騒動を乗り越え、悲願の初入賞を目指す。