サニブラウン 世界選手権へ「最高のレースができるように挑戦したい」

2019年06月30日 19時34分

二冠を達成したサニブラウン・ハキーム

 陸上の日本選手権最終日(30日、博多の森)、男子200メートル決勝はサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が20秒35(向かい風1・3メートル)で100メートルに続いて2年ぶりの優勝。こちらも世界選手権(9月27日開幕、カタール・ドーハ)の参加標準記録(20秒40)を突破して代表入りを決めた。

 激しい雨が打ちつける中で行われた決勝レース。サニブラウンはまずまずのスタートでコーナーを抜け出すと、直線で一気に加速して、しぶとく食らいつく小池祐貴(24=住友電工)を振り切った。2年ぶりの頂点に立ち「小池選手が来ることは分かっていたので、そこで焦らず自分の走りができたから勝てたんだと思います」と冷静に振り返った。

 2年前とはひと味違う姿を見せつけた。「走りの内容も考え方も。2017年はただ走り続けているだけだったが、今回はもっと頭を使いながら走ることができた」。米国での環境が自身を大きく成長させたことも実感しており「勉強も言語も違う中で、いろいろなことをやっていい成果が見せることができた」。

 また、2冠については「(2年前に)自分ができたことだった。今年、もっと強くなって帰ってきた自分ができないわけがないと思っていた。練習でやってきたことをしっかり試合で出せれば、問題なく勝利が見えてくると頭に思い描きながらできた」ともはや“想定内”のことだった。

 ただ、目指すべき場所はここではない。世界のトップクラスが集う世界選手権に向けて「自分のベストが尽くせるように今から課題を持って帰って練習して、最高のレースができるように挑戦したい」と力強く語った。